
走行距離15万キロを超える車を手放そうと考えたとき、「もう価値がない」と諦めてしまうことも少なくありません。そのため、走行距離が多すぎて買取してもらえないのではないかと不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
走行距離の多い車でも、適切な方法で売却すれば予想以上の査定額を得られる可能性があります。この記事では、15万キロ超の車でも高額査定を得るためのコツと適切な売却タイミングについてご紹介しますので、車を手放す際の参考としてお役立てください。
①15万キロ走った車は中古車として売れる?
②15万キロ超えの車でも売る価値があるといえる理由
③15万キロ以上走った車を高く売るためのコツ
④15万キロ走った車を売る最適なタイミング
⑤車を売るならリバティの無料査定を試してみよう
⑥まとめ
■POINT:
・15万キロ走った車でもメンテナンス状況や車種によっては買取価値がある。
・車検直前や税金が上がる前など、タイミングを見極めることで査定額アップが期待できる。
・車を高く売りたいときは、日頃からコンディションを整えて、高価買取できる業者の査定を受けよう。
15万キロ走った車は中古車として売れる?

走行距離が15万キロを超えた車を売ろうとすると、買取してもらえるか心配になるかもしれません。しかし、車の状態や人気度によっては、思った以上の査定額がつくこともあります。ここでは、15万キロ走った車の売却可能性について見てみましょう。
車の寿命の目安は平均使用年数が参考になる
車の寿命を考える際、平均使用年数は重要な指標のひとつです。軽自動車を除く乗用車の平均使用年数は約13.32年、軽自動車は約16.21年となっています。平均使用年数は長期化の傾向があり、現代の車は昔よりも長く使えるようになりました。
車の寿命をチェックする際には走行距離も重要ですが、適切なメンテナンスを続けていれば、15万キロを超えても問題なく走行できるでしょう。車の状態は個体差があるため、年数や距離だけで判断しないのがおすすめです。
15万キロ走っていても売れる可能性がある
日本車は世界的に見ても高い耐久性と信頼性で知られており、適切なメンテナンスを継続して行っていれば、15万キロを超える走行距離でも十分に走行可能でしょう。エンジンオイルやタイミングベルトなど消耗品の定期交換を怠らず、日常的なケアを行っていれば、車の寿命は大幅に延びます。
また、15万キロを超える日本車は海外でも需要があり、部品としての価値や中古車として売れる可能性があるでしょう。
15万キロ超えの車でも売る価値があるといえる理由

走行距離の多い車を売却する際に「もう価値がないのでは」と思うことがあるでしょう。しかし、車の価値は走行距離だけでは決まりません。ここでは、高走行距離車でも価値がある理由について詳しく解説します。
走行距離の多い車でもパーツとして価値を見いだせる
走行距離が15万キロを超える車には、パーツとしての価値が残っています。車は多くの部品で構成されており、走行距離が多くても、まだまだ使用可能な部品が多く存在するのです。
エンジンにダメージが及んでいても、バンパーなどの外装部品や電装品、内装部品などは十分に機能しているケースもあるでしょう。専門の買取業者はこれらのパーツを再利用するルートを持っており、パーツ単位での価値の評価を期待できます。
日本車は海外での需要がある
日本車は海外市場において高い評価と需要を持っており、東南アジアやアフリカなどの新興国では、走行距離が15万キロを超える日本車でも人気があります。
これらの国々では、耐久性の高い日本車は信頼性のある交通手段として重宝されているのです。日本では走行距離が増えて価値が下がったと思われる車でも、海外では十分な需要があります。
日本車は海外での評価が高く、修理パーツの入手のしやすさもあって重宝されているのです。海外市場を視野に入れた買取業者の場合、高い査定額を期待できるかもしれません。
人気車種や希少モデルは高走行でも価値がある
走行距離が15万キロを超えていても、人気の高い車種や生産台数が限られた希少なモデルは高額査定が期待できます。
高級外車・スポーツカー・限定モデルなど、市場での希少性が高い車種は、走行距離が多くても根強い需要があるのです。また、その時代を象徴するような車や、コレクターズアイテムとしての価値がある車種も高価買取を期待できます。
車両の外装や内装の状態が良好であれば、走行距離が多くても価値が認められ、予想以上の買取価格がつくケースも少なくありません。
15万キロ以上走った車を高く売るためのコツ

走行距離が多くなった車を査定に出す際、高く売れる方法について悩むかもしれません。走行距離が多い車でも、日頃から適切なメンテナンスを行い、売却方法を工夫すると査定額を上げることが可能です。
日頃のケアや売却前の対策によって、同じ車でも査定額に大きな差が出ることもあります。ここでは、15万キロ以上走った車を高く売るためのコツについて見ていきましょう。
エンジン性能を左右するタイミングベルトを交換する
タイミングベルトはエンジンの正確な動作を支える重要な部品で、交換状況が査定額に大きく影響します。一般的にタイミングベルトの交換は10万キロごとが目安とされ、15万キロを超える車では少なくとも1回は交換しているのが理想です。
タイミングベルト交換の記録や整備記録を残しておくと、査定時のアピールポイントになるでしょう。ただし、売却直前の交換は費用対効果を考慮する必要があります。タイミングベルト交換には一定の費用がかかるため、査定額のアップが見込める場合にのみ実施するのがよいでしょう。
乗り心地に影響するブッシュ類の状態を確かめる
ブッシュ類とは、車のサスペンションなどに使用されるゴム製の緩衝材で、走行時の振動や衝撃を吸収する重要な役割を果たします。走行距離が増えた車では、このブッシュ類が経年劣化により硬化やひび割れを起こしやすく、乗り心地の悪化や異音の原因となっていることもあるでしょう。
査定前にブッシュ類の状態を確認し、必要に応じて交換しておくと、車の状態が良好という印象を与えられます。緩衝材の交換費用は1万円~3万円程度と比較的安価なため、査定額アップの費用対効果も高いでしょう。
定期的なエンジンオイルの交換を心がける
エンジンオイルは車の心臓部であるエンジンを保護し、スムーズな動作を支える重要な役割を果たしています。走行距離が15万キロを超えた車でも、エンジンオイルの交換を定期的に行っていれば、エンジンの状態は良好に保たれる可能性が高いでしょう。
一般的に、エンジンオイルの交換は5,000kmごと、または半年に1回が推奨されており、小まめな交換がエンジントラブルを未然に防ぎます。オイル交換のステッカーやメンテナンス記録があると、大切に乗ってきた車という印象を与えることができ、査定額アップにつながるのです。
中古車としての買取を目指す
車を手放す際には、下取りと買取の違いの理解が重要です。下取りとは車を購入する際に、古い車を引き取ってもらうことを指します。一方、買取は買取業者が中古車として再販することを目的に車を買い取ることです。
15万キロ走行車の場合、下取りよりも買取のほうが高額になる可能性が高いでしょう。下取りでは車の再販が前提となるため、高走行車は評価が厳しくなりがちですが、買取業者では部品取りや海外輸出など、さまざまな販路を持っている業者がいるため、価値を付けてもらえる可能性があります。
複数の業者に査定を依頼する
15万キロ超の車を高く売るためには、複数の買取業者に査定を依頼することが大切です。買取業者によって得意な車種や販路が異なるため、同じ車でも査定額に大きな差が出ることがあります。
特に走行距離が増えた車の場合、海外輸出ルートを持つ業者や部品取りを専門とする業者のほうが高い査定額を提示されやすいでしょう。査定時には車検証や整備記録簿、メンテナンス履歴などを用意しておくことが大切です。
15万キロ走った車を売る最適なタイミング

15万キロ走った車の売却を考える際に、いつ売るのが最も有利なのか気になるかもしれません。売却のタイミングによって、同じ車でも査定額が大きく変わることがあります。ここでは、15万キロ走行車を手放すのに最適なタイミングについて解説します。
車検を受ける前
車検を控えた時期は、15万キロ走行車を売却する絶好のタイミングです。車検には基本料金に加え、交換部品や整備費用など、合計で10万円前後の費用がかかります。
特に走行距離が多い車の場合、車検時にさまざまな不具合が見つかる可能性が高く、追加の修理費用が発生する可能性が高いでしょう。
車検を受けたからといって査定額が大きく上がるわけではないため、費用対効果の面で見ると、車検前に売却するほうが経済的です。車検が残りわずかな場合、車検を受けずに売却するとよいでしょう。
異音や不具合が出始めたとき
走行中に異音がしたり違和感を覚えたりしたときは、車の売却を検討しましょう。15万キロを超えた車の場合、大きなトラブルに発展する恐れがあるからです。
エンジンやトランスミッションなど重要部品の修理は高額になりやすく、修理費用が車両価値を上回ることもあるでしょう。異音や不具合が出始めた段階で売却すれば、大きな修理が必要になる前に車を手放せます。
査定時には、現在発生している不具合を正直に伝えるのがよいでしょう。走行に支障がない程度の軽微な症状であれば、大幅な減額にはならないこともあります。
積極的に中古車の買取が行われるとき
中古車市場には、買取が活発になる時期があります。特に中古車買取業者の決算期である3月や9月は、在庫を確保するために査定額が上がりやすい傾向にあるのです。
また、新生活が始まる2月~4月は中古車の需要が高まる時期で、買取価格も上昇しやすいでしょう。一方、5月のゴールデンウィーク後や夏休み後の9月中旬以降は、中古車の需要が落ち着き、査定額も下がる傾向があります。15万キロ超の車は、市場の状況によって査定額の差が大きくなることがあるため、タイミングを見極めることが大切です。
税金が上がる前
車を長く所有していると、年数の経過に伴い税負担が増加します。特にガソリン車は初度登録から13年経過すると、自動車税種別割と自動車重量税が約15%~20%増加するのです。例えば、排気量2,000ccの車なら、年間の自動車税が3万9,500円から4万5,400円に上がります。
15万キロを超える高走行車の場合、維持費の増加と車両価値の下落を考慮すると、増税前に売却を検討するのがよいでしょう。自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されるため、3月中の売却を検討すると、翌年度の税負担を避けられます。
車を売るならリバティの無料査定を試してみよう

15万キロ超の車を売却する際にどの買取業者を選ぶべきか悩むことがあるでしょう。買取業者によって査定額や対応に差があるため、よく比較して検討することが大切です。
車の買取先をお探しの方は、ぜひリバティにご相談ください。ここでは、リバティの特徴について詳しくご紹介します。
自社買取による高価買取システムを実現
リバティは自社買取と自社販売を行っており、高価買取ができる環境を整えています。通常の買取では中間業者を介することでマージンが発生しますが、リバティは直接買取から販売までを行うため余分なコストをカットできる体制です。
また、自社鈑金工場も備えているため、外装の小さな傷やへこみによる減額も最小限に抑えられるのが特徴です。無料出張査定も行っており、実車査定は約30分、金額算出を含めても1時間程度で完了する内容となっていますのでぜひご利用ください。
お乗り換え時の選択肢も豊富にご用意
リバティでは車の買取だけでなく、次の車選びまで一貫してサポートしています。新車、登録(届出)済未使用車、中古車など幅広い選択肢から、ライフスタイルに合った1台を提案できる環境です。
グループ全体で約6,000台の在庫を有し、多様なニーズに応えられます。下取り価格も力を入れているため、乗り換えを検討している方にもおすすめです。
専門知識を持ったスタッフによるアドバイスや購入後の車検・整備・保険など、カーライフをサポートする充実した体制が整っています。
まとめ

15万キロ走った車でも日頃のメンテナンスや売却方法を選ぶことで、予想以上の価格で手放せることもあります。これは日本車の高い耐久性に加え、定期的なメンテナンスを行っていれば、高走行車でも十分な価値が残っているためです。
売却を検討する際には、エンジンオイルやタイミングベルトなどの消耗品の交換状況、車検のタイミング、税金の増額前などを確認しておきましょう。リバティの公式Webサイト上では約30秒で入力できる無料査定の申し込みフォームをご用意していますので、ぜひご利用ください。