
軽自動車は値段のお手軽さと運転のしやすさから多くの人々に愛されています。
近年では技術の進歩やその需要の高さから各メーカーが様々なターゲット層に向けて軽自動車を発売しています。
三菱のデリカミニはそんな軽自動車の中でも、特にアウトドア需要に力を入れたタフな1台なのです。
このブログではそんなデリカミニの特徴やアウトドア好きに人気の理由について解説していきますので、是非最後までご覧ください。
1.トヨタ デリカミニとは

デリカミニは2023年の5月に発売された軽自動車です。
スーパーハイトワゴンと呼ばれるこの形は積載量や車内天井の高さからくる車内空間の広さに優れています。
スーパーと付くだけあって他の軽自動車と比べても車高が高いのが特徴です。
軽自動車らしからぬタフで荒々しいデザインをしているデリカミニですが早速性能を見ていきましょう。
デリカミニの基礎スペック
全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1800(4WDは全高が1830mm) |
室内長×室内幅×室内高(mm) | 2200×1335×1390(プレミアムグレードは室内高が1400mm) |
重量(㎏) | 970~1000(4WDは1030~1060) |
燃料タンク容量(L) | 27 |
燃費(Km/L) | 19.2~22.1(4WD 16.2~20.5)※WLTCモード |
総排気量(cc) | 660 |
2.人気の理由は?

デリカミニは高さ以外はサイズ制限ギリギリのかなり大きめの軽自動車です。
2023年に登場したこともあってまだ街中ではあまり見かけませんが、アウトドア好きや軽自動車好きから注目されている1台です。
それではデリカミニが注目されている理由をいくつか見ていきましょう。
人気の理由①

デリカミニの最も特徴的な部分はなんといってもその見た目でしょう。
アウトドア好き向けたタフな印象を与える外装ながらどことなく可愛さも併せ持っています。
前方から見るとまるで犬の顔のように見えることから話題となりました。
デリカミニのCMに『デリ丸。』というデリカミニのような見た目のマスコットキャラクターが登場するのを見た方も多いのではないでしょうか。
アウトドアを意識した荒々しいデザインながらもヘッドランプのつぶらな瞳のようなデザインやデリ丸。の宣伝効果で可愛いと評判です。
人気の理由②
軽自動車は元々出来るだけ安価で購入できる移動手段として利用されてきた自動車です。
それが技術の発達やそれに伴う需要の増加でタイヤの外径アップによる走破性の向上や各パーツの小型化による積載量の増加が可能になりました。
デリカミニはまさにそういった近年の軽自動車のSUV化にかなり影響を受けた車種です。
シート表皮はどのグレードでも撥水加工が施されており、飲み物をこぼしても安心です。
また、プレミアムグレードではラゲッジボードや後部座席のシート背面部分がプラスティックになっているため汚れた荷物を積んでもサッと拭き取ることができます。
人気の理由③
シートヒーターや助手席側のハンズフリー電動スライドドアのような快適性を向上させる機能がオプションではなく標準搭載されていたりと軽自動車とは思えない機能性の高さも特徴です。
また安全運転支援機能である三菱e-Assistは衝突被害軽減ブレーキはもちろん、踏み間違い防止機能や標識認識機能なども下位グレードから標準搭載されています。
上位グレードであるPremiumでは上記の機能に加えてレーダークルーズコントロールや車線維持支援機能が搭載されており乗用車としても申し分ない性能です。
気になる費用は…

デリカミニはメーカーホームページの本体車両価格が1,837,000 円~となっています。
実際の価格は購入店舗や時期など様々な条件によって多少前後しますが、よく比較されるライバル的な軽自動車と比べると少し高いように感じます。
車種名 | メーカー希望小売価格 |
スペーシアギア | 1,952,500円~ |
デリカミニ | 1,837,000 円~ |
ハスラー タフワイルド | 1,760,000円~ |
ジムニー | 1,654,400円~ |
タフト | 1,386,000円~ |
金額だけで比較するとこの中ではデリカミニが二番高いのですが、これに関しては半導体不足や品薄が関係して新車が購入できず他の中古車がデリカミニを上回ることもよくあります。
それに人気の理由でもご紹介しましたが、デリカミニにはハンズフリー電動スライドドアや他の車種で上位グレードやオプションでしかつかない機能が標準搭載されているという特徴があります。
そういった事情を踏まえるとデリカミニだけが特別高額というわけではありません。
寧ろデリカミニレベルの機能を求めると他の車種の方が高くなるなんてこともあり得ます。
また、発売からそれほど時間が経っていないため中古車であっても状態が良いものが多いのが特徴でもあります。
3.どういう人にオススメ?

アウトドア軽自動車の代表格であるデリカミニですが、特にどういった方に向けて販売されているのでしょうか?
アウトドア向きの軽自動車を求める人
当然ですが、この見た目なのでアウトドアに特化した軽自動車です。
電動スライドドアや撥水加工済みのシート、後部座席を畳むことで大容量になる積載量のようなアウトドアに必要な機能がしっかり備わっています。
もちろん走行性能もアウトドアに特化しており、大径タイヤによる走破性や安定性の向上も魅力的です。
汚れた際の手入れのしやすさ、ラゲッジスペースの開口部の広さもうれしいポイントです。
普段の街乗り性能よりもアウトドアシーンでの活躍を期待している方にオススメです。
ちょっと変わった見た目の自動車に乗りたい人
アウトドア特化なのは見ればわかりますが、その中でもデリカミニはかなり特徴的な見た目をしています。
デリカミニ専用のマスコットキャラクターがいるということは似た見た目の車種は存在しないということでもあります。
ゴツゴツしたSUVとしてのかっこよさに加えてどことなく可愛い印象を抱くデリカミニは一度見れば忘れられないほどに個性的な見た目です。
かっこよさに振り切っていないため幅広い層にオススメのデザインです。
お金はかかりますが純正アクセサリーパーツが豊富で自分だけのデリカミニを作りやすいのもクルマ好きには嬉しいポイントです。
欠点はある?
軽SUVとしての魅力が詰まったデリカミニですが車体重量が重いという欠点もあります。
同じくアウトドア特化であるハスラータフワイルドやタフトは830㎏~ですがデリカミニは最低でも970㎏~なためライバル車と比べて100㎏以上も重くなってしまいます。
それこそ軽自動車の中でも1、2を争うアウトドア特化車であるジムニーより少し軽いか同じくらいの重量なのです。
重いことで走行時の安定性は増しますが、スーパーハイトワゴンなので重心が高く急な曲がり道でのふらつき感は否めません。
また、重いということはそれだけ車を動かすための力が必要になるのでハイブリッドと言えども燃費の悪さや初速の遅さが気になる場合もあります。
4.デリカミニのおすすめグレード

デリカミニのグレードは『G』『G Premium』『T』『T Premium』の4展開です。
すべてを解説してしまうととんでもない文章量になってしまいますので重要そうな部分のみピックアップしてご紹介します。
主なグレードごとの違い | G | G Premium | T | T Premium |
動力 | ハイブリッド | ハイブリッド | ハイブリッド(ターボ付き) | ハイブリット(ターボ付き) |
内装 | 充電用USBポート搭載 | デジタルルームミラー・プラズマクラスター付サーキュレーター・後席背面PVC素材 | 充電用USBポート搭載 | デジタルルームミラー・プラズマクラスター付サーキュレーター・後席背面PVC素材 |
シート表皮 | 全グレード撥水加工(合成皮革&ファブリック) | 全グレード撥水加工(合成皮革&ファブリック) | 全グレード撥水加工(合成皮革&ファブリック) | 全グレード撥水加工(合成皮革&ファブリック) |
外装 | 14インチスチールホイール | 15インチアルミホイール | 14インチスチールホイール | 15インチアルミホイール |
運転支援機能 | 三菱e-Assist標準搭載 | 電動パーキングブレーキ&ブレーキオートホールド・マイパイロット※1 | 三菱e-Assist標準搭載 | 電動パーキングブレーキ&ブレーキオートホールド・マイパイロット※1 |
その他 | 助手席側電動スライドドア(ハンズフリー) | 運転席、助手席側電動スライドドア(ハンズフリー) | 助手席側電動スライドドア(ハンズフリー)・パドルシフト付 | 運転席、助手席側電動スライドドア(ハンズフリー)・パドルシフト付 |
※1 マイパイロット 車線維持支援、レーダークルーズコントロール機能
デリカミニは上記の4グレードにそれぞれ2WDと4WDが存在します。
基本的にはGとTの違いはターボ無しのNAかターボ付きかの違いとパドルシフトが付いていないか付いているかというだけです。
オススメのグレード

個人的なオススメグレードはG Premiumです。
外装に関しては通常グレードとプレミアムに大きな差はなく、痒い所に手が届く利便性の向上や運転手の負担を軽減するのがメインです。
ぱっと見で違いが分かりにくいものの、プレミアムの方が圧倒的に普段使いからアウトドアまで便利な機能が揃っているのです。
また、車体重量が重いことによる初速の遅さや低排気量が気になる方はT Premiumに搭載されているターボでそういった不満を軽減することができるのも魅力的です。
街乗りでは不要かもしれませんが4WDにするとデリカミニのグリップコントロール技術との組み合わせで雪道や悪路での性能を大幅に向上させるのもオススメです。
軽自動車としては少々高額な部類ではありますが、その分様々な機能を詰め込んだロマンあふれる車両と言えるでしょう。
リバティで取り扱っている車両はメーカーホームページの本体車両価格に含まれない諸経費も含んだ金額で表示しているため気になった方は是非下のボタンからご覧ください!
5.まとめ

いかがでしたか?
今回はアウトドアに特化した軽自動車であるデリカミニについて解説させていただきました。
技術の進歩に伴いどんどん多機能になる軽自動車ですが、ここまで来ればサイズとパワー以外はほぼSUVと言っても差し支えないレベルでしょう。
リバティには経験豊富なスタッフが多数在籍しており、お客様のご希望に寄り添い最適な一台をご提案させていただきます。
このブログでデリカミニが気になってきた方も他の軽SUVとの違いで迷っている方も是非お気軽にお問い合わせください!