スタッフブログ

【いまさら聞けない⁉】ハイブリッドカーとは?電気自動車(EV)との違いやメリットを徹底比較!

投稿日 2025.1.21
2025.1.21
libertynet

ハイブリッドカーについて頭を抱える男性

皆さんはハイブリッドカーについてどのようなイメージを持っているでしょうか?
そもそもハイブリッドって何?電気だからエコ?音が静か?
今回はそんなハイブリッドカーについて解説していきます。
電気自動車との違いやハイブリッドにしかない魅力もお伝えしていきますので是非最後までご覧ください!

目次はコチラ

1.ハイブリッドって?

ハイブリッドカーのプリウス

『ハイブリッド』とは異なる物同士を組み合わせたり掛け合わせたりする事で作られた物を指す言葉です。
自動車においてのハイブリッドは走行のための動力源にガソリンと電気の両方を使うことを意味しています。
ガソリン車はその名の通りガソリンで動き、電気自動車はもちろん電気で動きます。
ハイブリッドはその中間にある車であり、それぞれには無いメリットも存在しています。
そんなハイブリッドにもいくつか種類があるので今回はそれをご紹介します。

発電機とモーター⁉ シリーズ方式

シリーズ方式と呼ばれるハイブリッドカーは従来のガソリン車同様にガソリンを給油する一般的なハイブリッドカーなのですが、ガソリンで車を動かしているわけではありません。
ガソリン車はガソリンでエンジンを回して発生したエネルギーによってタイヤを回しています。
一方このシリーズ方式ではエンジンを回して発生したエネルギーを電力に変換して発電をします。
そしてその電力を使いモーターでタイヤを回すため、ガソリンを使う車なのに電気自動車に近い静穏性や加速力が特徴となっています。

ガソリン→エンジン(発電用)→バッテリー→モーター→タイヤの順番でエネルギーを変換して動かしています。

エンジンのサポート特化⁉ パラレル方式

パラレル方式と呼ばれるハイブリッドカーは普段はガソリンでエンジンを動かしてタイヤを回しています。
これだけならガソリン車と何も変わりありませんが、急発進や上り坂のような強い力を必要とする際にモーターが動力をサポートしてくれるという特徴があります。
エンジンとモーターの両方を同時使用することによる力強さが魅力ではありますが、あくまでエンジンのサポートをするための仕組みであり基本はエンジンでの走行を行っているため他と比べると燃費の改善効果は薄いと言えるかもしれません。

両方のいい所取り⁉ スプリット方式

スプリット方式はシリーズ方式とパラレル方式を混ぜたような性能をしています。
発進や低速走行時といった普段は発電した電気を使ってモーターで動いていますが、高速走行時のような高負荷が掛かる場面ではエンジンも稼働させます。
これにより普段はシリーズ方式のような燃費の良さを発揮し、必要に応じてパラレル方式の力強さを発揮できるのです。
両方の特性を兼ね備えているためシリーズ・パラレル方式とも呼ばれています。

また、トヨタのプリウスはこのスプリット方式を世界で初めて採用した車種であり、ハイブリッドカーを日本に広めた功労者でもあるのです。

実は普通のガソリン車でも電気を使用している

カーバッテリー

ハイブリッドカーや電気自動車だけが電気の力を使っていると思いがちですが、実際はガソリン車でも電気は使用しています
とは言ってももちろん走行のためには使われておらず、カーナビやエアコン、窓の開閉、各種メーターやライトといった電装と呼ばれる機能で電気を使用しているのです。
ここで使う電力はガソリンによってエンジンを動かす際にタイヤを動かすついでに発電しているため緊急時以外は充電する必要はありません。

2.なぜハイブリッドが流行ってるの?

ハイブリッドカーが流行った理由について考える女性

ここ十数年でハイブリッドカーという単語を耳にする機会はかなり増えたと思います。
ではなぜここまで流行っているのでしょうか。
いくつかの理由が考えられますのでそれらについて解説していきたいと思います。

ハイブリッドは燃費が良い

まず1つ目は燃費の良さでしょう。
エンジンとモーターにはそれぞれ効率よく走ることができる得意な速度帯が存在します。
もちろん車種の性能によってまちまちですが大体の車種が時速40㎞で走行する場合、エンジンの出力は過剰なのです。
そのためトランスミッションという変速機を使い速度を調整していますが、モーターの場合はそれが必要ありません。
過剰なエネルギーを捨てているエンジンに対して、モーターは必要なエネルギーを必要な分だけ出力するのです。

また、自動車のブレーキはタイヤを止めるためにタイヤが回転する力を摩擦によって熱に変換してエネルギーを捨てているのですが、その捨てるはずのエネルギーを発電に使う回生ブレーキという技術も存在しています。
上記2つの技術が合わさることによってハイブリッドカーは通常のガソリン車と比べて燃費が良くなっているのです。

エコだから優遇されている

燃費が良いとそれだけCO₂の排出量も減るため環境にやさしいのです。
そして燃費が良いということはより少ない燃料で長く走れるということです。
ガソリンは地球にある石油資源から作られているためこのまま使い続ければいつかなくなってしまいまそのためできるだけ無駄遣いをしないように心がけようというのが現在の人類の考え方です。
ハイブリッドカーはガソリン車と比べると仕組みが複雑になり本体価格が上がってしまうのは仕方がないのですが、だからといってガソリンの大量消費や排気ガスの排出も避けたいので政府が購入補助や減税を行うといったような優遇をされています。
ただし、同じハイブリッドでも時期や方式によって優遇度合は変わる可能性があることには注意が必要です。

静かな乗り心地

車種によって走行時にエンジンを停止してバッテリーに蓄えられた電気だけでモーターを回すため走行音が気になりにくいという特徴があります。
田舎や夜間のドライブは他に聞こえる音が少ないため常にエンジン音が聞こえているという状況になりやすいです。
そんな状態で車の音が大きいと近隣住民への迷惑になるだけでなく、運転手への負担にもなりかねません。
これはたとえ話ですが、接客業を営んでいる方が同じ店舗BGMをずっと聞かされ続けると知らず知らずのうちにストレスが溜まっていくように実はエンジン音が運転手の負担になることもあるのです。
もちろんエンジン音が好きだという人もいますし、逆にハイブリッドカーのモーターが回る高音が苦手な人もいるので一概にハイブリッドの方が音に優れていると断言できるものではありません。

3.電気自動車(EV)との違いやメリット、デメリット

メリットとデメリットの看板

ここまでハイブリッドカーがガソリン車と比べてどう違うかという話をしてきましたが、実はこれらの特徴は電気自動車にも当てはまる部分があります。
そうなると電気自動車でいいのでは?と思ってしまう方もいるでしょう。
折角なのでハイブリッドカーと電気自動車との違いも解説していきたいと思います。

まず大前提としてハイブリッドカーは補給する燃料がガソリンだということです。
一方の電気自動車はガソリンスタンドでガソリンを入れる代わりに充電スポットでの充電が必要です。
今でこそ充電スポットの数はかなり増えてきましたが、それでもガソリンスタンドと比べると数は圧倒的に少ないです。
ということは多くのハイブリッドカーはガソリン車としての手軽な給油方法を採用していながら電気自動車のような特徴を兼ね備えているという電気自動車とは違うメリットが存在しているのです。

ガソリン車、ハイブリッドカー、電気自動車の違いについて以下の表にまとめてみましたので是非参考にしてみてください。

ガソリン車 ハイブリッドカー 電気自動車の比較

ガソリン車ハイブリッド電気自動車
動力源ガソリンガソリン ※1電気
補給場所ガソリンスタンドガソリンスタンド ※1充電スポット
エンジンありありなし
燃費
本体価格×

※1
ガソリンだけでなく電気自動車と同じように充電する機能を搭載している車種も存在します。
充電機能を使う場合は充電スポットに行く必要があります。

また、気になる費用ですが燃費だけで考えると電気自動車が圧倒的に有利でその次にハイブリッド、そして最後がガソリン車です。
しかし電気自動車は自宅に充電スポットを設置する必要があるため、減税や購入補助があったとしても
本体価格の高さを考えると初期投資費用はかなり高くなります。
ハイブリッドも本体価格はガソリン車に比べて30万~50万程高い場合が多く、運転頻度が低いと燃費の良さで本体価格の元を取るのは難しいです。

4.まとめ

いかがでしたか?
今回はハイブリッドカーについて解説してきました。
燃費が良く車種も増えてきており車選びの選択肢として十分なハイブリッドカーですが、当然デメリットも存在します。
費用、走行性能、を考えるとどれが一番というのは一概には決められません

そんな時はリバティにお任せくだい!
リバティには経験豊富なスタッフが多数在籍しており、お客様の希望やライフスタイルに寄り添って最適の1台ご提案いたします。
車の購入を検討されている方は是非リバティへご来店ください!

//記事ページのみに構造化データを出力 //サムネイルを取得 //ここから構造化データの記述