
軽自動車ながら広い室内空間を持つタントで、車中泊を楽しみたいと思ったことはないでしょうか。タントはアウトドアにも向いている軽自動車のひとつであり、車中泊に理想的な条件を備えています。車中泊を成功させるためには、まずタントの活用術を知ることが肝心です。
そこでこの記事では、車中泊に生かせるタントの特徴と、車中泊を快適にするためのアレンジのコツを徹底解説します。これらのアイデアをもとに、タントでの素晴らしい旅の準備を始めましょう。
■POINT
・タントはフルフラットに対応しており、車中泊ができる室内スペースがある。
・より本格的なアウトドアを楽しみたいときは、タントファンクロスも選択肢のひとつ。
・タントでの車中泊を快適にするときは、フラットな空間や収納スペースの確保にこだわろう。
タントは車中泊が楽しめる!

タントは軽自動車の中でも広い室内空間を持ち、車中泊も楽しめる車種のひとつです。ここでは、タントで車中泊ができる理由やより本格的なアウトドアを楽しめるモデルについて紹介します。
寝るスペースが確保できる
タントは車中泊ができる軽自動車のひとつに該当し、寝るスペースを確保できる車種です。シートアレンジを工夫することで、足を伸ばして休める空間が作れます。
助手席側はフルフラットに対応しており、運転席側は後部座席につなげる形でフラットな空間を作ることが可能です。例えば助手席側に大人、運転席側に子どもが寝転がると、無理なく足を伸ばして寝られるでしょう。
アウトドアモデルも登場している
タントは、アウトドアモデルのタントファンクロスというモデルが2022年に登場しています。タントの魅力のひとつであるミラクルオープンドアなどの利便性を継承しながら、防水加工シートバックのようにアウトドアで役立つ専用装備を採用しているのが特徴です。
タントとタントファンクロスはシートアレンジなどの基本的な機能は大きく変わらないので、キャンプなどのアウトドア使いをメインに考えているのであれば、このようなモデルを選ぶと良いでしょう。
タントが車中泊に向いている理由

タントでの車中泊を検討するときは、その特徴的なデザインや機能がどのように生かせるのかが気になるところです。ここでは、タントが車中泊を楽しむ際に向いている6つの理由を紹介します。
シートをフルフラットにできる
タントが車中泊を楽しむのに適している理由のひとつは、シートをフルフラットにできる点です。現行モデルのタントは助手席フルフラット機構を採用しており、前に倒した後席と組み合わせると大人が寝転がれます。
現行モデルのタントは運転席の前席スライドが助手席ほど前方へ移動できないためフルフラットにはできませんが、後席とつながるように倒せるため圧迫感が少ない車中泊スペースの確保が可能です。
天井が高く設計されている
タントは天井の高さが1,370mmと軽自動車としては特に広々とした頭上空間で、小さな子どもなら立ったまま移動ができるほどの高さです。この設計により、車内での活動スペースが広く確保できるため快適に過ごせます。
そして、タントのこの空間設計は、荷物を持ち運ぶ時にも大変便利です。荷室の開口部は開口高1,061mmなので、背丈が高い荷物の積み込みもしやすくなっています。
収納力を高める床下収納がある
快適な車中スペースを確保するために、収納力の高さは見逃せない要素のひとつです。特に軽自動車での車中泊はスペースにゆとりが少ないため、寝るときのスペースを確保するために収納場所はしっかりと確保しておきたいところです。
タントは、フルフラットな状態になっても収納できる床下収納を荷室に備えています。床下収納のふたになるデッキボードは取り外しでき、テーブルとして使えるので一石二鳥の収納アイテムです。このように収納スペースを巧みに設計されているため、アウトドアシーンでも活躍します。
純正アクセサリーで外部と遮断できる
車中泊は外部の視線を遮るために、サンシェードを設置したいところです。タントは後席両側に日差しを遮る格納式リアドアサンシェードを搭載しています。加えて、外部と遮断できるフロントやサイドウインドゥ用のサンシェードを純正のアクセサリーとして発売しているため、簡単に外部からの視線をシャットアウトが可能です。
また、純正のカータープも登場しているため、さらに充実したアウトドア空間を作り上げることもできます。
ミラクルオープンドアで使い勝手が良い
タントの大きな魅力のひとつであるミラクルオープンドアは、前後のドアの間にある柱をドアに内蔵し、大きな開口部を実現したドアです。これにより、大きな荷物を載せたり降ろしたりする際の手間が減り、車中泊時も準備から撤収までの時間を短縮しやすくなります。
また、この広い開口部は車中泊での自由な動きを可能にし、生活空間を広く自由に使いたいユーザーに最適です。ドアを開いた状態でカータープを使用すれば、より広い空間でアウトドアを楽しめるでしょう。
維持費が抑えやすい
タントなどの軽自動車を使った車中泊は、維持費が抑えやすい点が大きな魅力です。軽自動車は普通乗用車に比べて維持費が低く、平成27年4月1日以降に新規検査を受けた車両の場合だと軽自動車税種別割は年間1万800円、自動車重量税は標準の場合で年間3,300円ほどの負担です。
さらに軽自動車は車両重量が軽く低燃費な傾向があるため、ミニバンなどの大きな車に比べて燃料代も安く抑えられます。このようなコストの違いは、より自由で気軽な車中泊ライフを楽しむことにつながるでしょう。
タントで車中泊をするコツ

車中泊ができるタントですが、その快適さは空間づくりで大きく変わります。そこで、限られた車内スペースを最大限に活用するためのフルフラット空間の作り方や収納力アップの工夫について見てみましょう。
フルフラットな空間をつくる
車中泊を楽しむ際には、シートをできる限りフルフラットにすることが大切です。タントの場合は助手席側がフルフラットにできます。車中泊できる空間を作るときは、前席のヘッドレストを外し、できる限り前方にシートを移動させましょう。
助手席側の背もたれを後方に倒し、後席を前方に倒すとフルフラットなスペースが完成します。運転席側は同様に背もたれを後方に倒して後席につなげ、後席を後方にリクライニングするとゆったりくつろげる空間の完成です。
しかし、完全にフラットにしても若干の段差や傾斜が生じるため、快適に過ごしたい場合は段差を埋めるためのマットやクッションを用意すると良いでしょう。
収納力をアップする
車中泊を快適にするためには、タントの室内のゆとりを上手に活用することが大切です。車中泊時にはさまざまなアイテムを使用しますが、睡眠を取るときには置き場に困ることがあるかもしれません。
このようなときは天井の空間を有効活用することを検討しましょう。例えばデッドスペースをなくすために、天井の空間にネットを取り付けると簡単に収納スペースが増やせます。収納したいアイテムに合わせて工夫を凝らすことで、タントでの車中泊をさらに快適にできるでしょう。
タントでの車中泊におすすめなグッズ

タントで車中泊をより快適にするためには、便利なグッズをそろえておくことも大切です。騒音対策や明かりの確保など、車中泊するときの環境に合うアイテムを用意して快適な車中泊を楽しみましょう。
ポータブル電源
車中泊生活を快適にするアイテムのひとつは、ポータブル電源です。スマートフォンやタブレットを充電したり、小型の冷蔵庫や扇風機を使ったりすることが可能になるため、車内での快適性を大幅に向上できます。
タントにはスマホを充電できるUSBソケットを搭載したグレードもありますが、エンジンを切っている間は電源の確保が難しいでしょう。ポータブル電源があればスマホだけでなくライトの充電もできるため、明かりの確保もしやすくなります。
睡眠グッズ
タントでの車中泊をさらに快適にするためには、睡眠グッズの準備が欠かせません。特に、寝袋やマットは快適な寝心地を確保するためのキーアイテムです。寒さ対策だけでなく、車内の凹凸を軽減することも意識してアイテムを選びましょう。
また、耳栓のような外部の音を抑えるアイテムなどがあれば、周囲の音の影響を抑えることが可能です。サンシェードやアイマスクで、外の光の影響を受けにくくすることも寝心地の向上につながるでしょう。
ベッドキット
タントは、フルフラットな状態にしても少なからず凹凸や傾斜があります。これが気になるときは、車中泊向けカスタマイズできるベッドキットの導入を検討すると良いでしょう。
ベッドキットは純正品ではありませんが、さまざまな車種に合わせて制作された市販品が登場しており、タント用の商品も見つかります。このようなアイテムを使えば、より快適な車中泊空間となり、移動先での休息がよりリフレッシュしたものとなるでしょう。
車中泊できる軽自動車探しはリバティにお任せ!

タントなどの車中泊が楽しめる軽自動車をお探しの方は、ぜひリバティへご相談ください。リバティでは新車・中古車・登録(届出)済未使用車を幅広く取り扱っています。
車選びに迷うときは、専門知識が豊富なリバティのスタッフがご要望に合う1台をご提案いたしますので、お気軽にお声がけください。
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リバティは関西と四国を中心に店舗を展開している自動車の大型専門店であり、グループ総在庫6,000の展示をしています。軽自動車からミニバンやSUVまで幅広いラインアップを用意しているため、お客さまの希望に合う車が見つけやすい環境です。
また、リバティは車両価格にこだわりを持っており、大型専門店だからこその安さとなっています。1店舗で月に300台も販売するリバティでは薄利多売方式を採用しているため、1台あたりの利益を減らした低価格が魅力です。お乗り換えの際の下取り価格もオークション相場に迫るギリギリの価格設定なので、ぜひご利用ください。
登録(届出)済未使用車もラインアップ
「新しい車が欲しいけど、新車の納車は待ちきれない……」というときは、登録(届出)済未使用車がおすすめです。登録(届出)済未使用車は車両の届出を行っているため中古車の分類ですが、一般ユーザーは誰も使用していません。
リバティでは走行距離100km未満、初年度登録から1年未満のものを登録(届出)済未使用車と呼んでいます。新車と同じメーカー保証を付ける継承手続きができる上に、軽自動車なら最短3日で納車が可能です。リバティで販売中の車両は公式Webサイト上の最新在庫情報からチェックできるため、ぜひご覧ください。
まとめ

タントは広い室内で室内高が高く、頭上空間にゆとりがある軽自動車です。フルフラットへのシートアレンジにも対応できるため、車中泊も楽しめます。タントで車中泊をするときは、シートの配置や収納スペースの確保、快適に過ごすためのグッズ選びが大切です。
リバティではタントをはじめ、さまざまな車両の販売を行っています。販売中の車両は店舗へ足をお運びいただく他、公式Webサイト上の最新在庫情報からも確認できるため、車中泊に適した1台をお探しください。