
SUVは多様性と利便性から、多くの人々に愛されているボディタイプのひとつです。しかし一口にSUVと言ってもそのサイズはさまざまで、用途やライフスタイルに応じて適した車種が異なります。そのため、SUVを購入する際に、どのサイズが自分に合っているのか判断に迷ってしまうかもしれません。
この記事では、SUVをサイズ別に分け、それぞれの特徴を比較します。それぞれのクラスでおすすめのモデルも紹介しますので、購入の際の参考にぜひご活用ください。
①SUVのサイズの種類と特徴の比較
②おすすめ軽SUVのサイズを比較
③おすすめコンパクトSUVのサイズを比較
④おすすめミドルSUVのサイズを比較
⑤おすすめラージSUVのサイズを比較
⑥リバティで好みに合うSUVを探してみよう
⑦まとめ
■POINT
・SUVのサイズは、軽自動車・コンパクト・ミドル・ラージと4つに分けられる。
・取り回しの良さを重視するときは軽SUVやコンパクトSUVなど、小さなボディサイズがおすすめ。
・乗車人数が多いときやたくさんの荷物を載せるときはミドルSUVやラージSUVなど、大きなボディサイズを検討しよう。
SUVのサイズの種類と特徴の比較

SUVはサイズごとに大まかな呼び分けがあり、軽自動車規格であれば軽SUVです。普通乗用車のSUVになると、小さなボディサイズから順に「コンパクトSUV・ミドルSUV・ラージSUV」と呼び分けられます。ここでは、SUVのボディサイズごとの目安と特徴について紹介します。
軽SUVの特徴
軽SUVは、小回りが利くコンパクトなサイズが魅力です。狭い道でもスムーズな運転が可能なため、都会の街中でも使い勝手が良いサイズ感と言えます。また、軽量車体のおかげで燃費が良く、経済的な維持費が特徴と言えるでしょう。
このため、燃費やランニングコストを重視する方におすすめです。室内空間も広く作られており、意外にも多用途に使えます。軽SUVは、日常の使い勝手の良さと、レジャーでの楽しさを両立した便利な選択肢で、サイズの目安は、全長3,400mm以下です。
コンパクトSUVの特徴
コンパクトSUVは、日本の道路事情に最適なサイズで、多様な選択肢を提供しています。このカテゴリーに属する車は5ナンバーサイズがあり、初心者ドライバーにも扱いやすい特性を持っています。
都市部では取り回しが容易で、駐車スペースにも困難を感じにくいのが魅力です。5ナンバーモデルを選択すれば、維持費も抑えられ、経済的なメリットがあります。サイズの目安は、全長4,300mm以下です。
ミドルサイズSUVの特徴
ミドルサイズSUVは、コンパクトとラージサイズの中間に位置するサイズ感です。悪路走破性に優れており、広い荷室も持つため、キャンプやレジャーに適しています。デザイン面でも都会的な要素を備えたモデルが多くラインアップしているため、街乗りでも活躍する一台と言えるでしょう。
ミドルサイズSUVは駐車や取り回しに注意が必要ですが、都市走行とアウトドアシーンの両方での利用を考えている方に向いています。サイズの目安は、全長4,800mm以下です。
ラージSUVの特徴
ラージサイズSUVは多人数の移動に最適で、3列シートを装備した8人乗りのモデルもあります。このクラスは、圧倒的な存在感と重厚感を備えており、広い荷室スペースを活用したアウトドアの荷物もしっかりと積み込めるサイズです。
大排気量エンジンによるパワフルな走りと高級感を持つ内装が特徴ですが、サイズが大きいため狭い道での運転や駐車が難しく、小さなSUVに比べて燃費性能が低い点がデメリットとして挙げられます。サイズの目安は、全長4,800mm以上です。
おすすめ軽SUVのサイズを比較

軽SUVは全長3,400mm以下の小柄なサイズです。主にクロスオーバーSUVがラインアップしており、クロスカントリータイプはジムニーのみとなっています。ここでは、軽SUVのおすすめ車種を3つ紹介します。
スズキ ハスラー

スズキ ハスラーは、コンパクトな軽SUVとして人気の高いモデルです。初代モデルは2014年に登場し、以来、その遊び心あふれるスタイルと実用性が高く評価されています。カラーバリエーションが豊富で、ポップなツートンカラーも選択可能であるため、個性的なカスタマイズが可能です。
軽自動車規格に基づくコンパクトなサイズでありながら、比較的高めの地上高と四角いフォルムを持ち、街中からアウトドアまで幅広いシーンで活躍します。
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,680 |
排気量(cc) | 657~658 |
WLTCモード燃費(km/L) | 20.8~25.0 |
ダイハツ タフト

ダイハツ タフトは、2020年に新世代のクルマづくり「DNGA」第3弾として登場した軽SUVです。タフで力強い外観が特徴で、特に直線的なデザインやスクエアなフォルム、高い地上高やリフト感がSUVらしさを演出しています。
広いガラスルーフ「スカイフィールトップ」を標準装備しており、車内は開放感あふれる空間です。後部座席を倒すことで広い荷室スペースを確保でき、アウトドア用品や大きな荷物も積載しやすく設計されています。
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,630 |
排気量(cc) | 658 |
WLTCモード燃費(km/L) | 24.1~25.7 |
スズキ ジムニー

スズキ ジムニーは、大きな悪路をものともせずに走破することができる、軽自動車規格のクロスカントリーSUVです。コンパクトながらもラダーフレーム構造やFRレイアウト、パートタイム4WDシステムなど、悪路走破に必要な機能をしっかりと備えています。
また、外観はクラシックで四角いデザインが特徴で、伝統を大切にしつつ現代的な要素も取り入れています。無骨でシンプルなスタイルは、オフロード志向の強いデザインです。
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,725 |
排気量(cc) | 658 |
WLTCモード燃費(km/L) | 14.3~16.6 |
おすすめコンパクトSUVのサイズを比較

コンパクトSUVは軽自動車規格より大きいですが、普通乗用車の中では小さなボディサイズが特徴です。5人乗りが可能で取り回しの良いSUVを探しているときは、コンパクトSUVが候補のひとつとなるでしょう。ここでは、コンパクトSUVのおすすめ車種を3つ紹介します。
トヨタ ヤリスクロス

トヨタ ヤリスクロスはヤリスシリーズのコンパクトSUVで、都市部での使用を前提にした設計が特徴です。2020年に初めて公開され、そのデザインやテクノロジーは、従来のヤリスの持つ優れた機能を基に、さらにSUVとしての実用性を強化したものになっています。
このモデルでは、ハイブリッド車が最大で30.8km/L、ガソリン車でも19.8km/Lの低燃費性能を誇り、経済的です。390Lという広めの荷室容量が備わっており、アウトドアや長距離ドライブでもその実力を発揮します。
全長(mm) | 4,180 |
全幅(mm) | 1,765 |
全高(mm) | 1,590 |
排気量(L) | 1.490 |
WLTCモード燃費(km/L) | 17.1~30.8 |
ホンダ ヴェゼル

ホンダ ヴェゼルは2013年に登場した、都会的なスタイルと高い実用性を両立するコンパクトSUVです。外観は流線型のボディラインが特徴的で、洗練されたスタイリングと力強さを感じさせます。
クーペのようなルーフラインとSUVの高い視点を組み合わせたデザインが、乗車する楽しさを一層引き立ててくれるでしょう。内装は質感と使い勝手にこだわり、多様なシートアレンジにより、広いラゲッジスペースを確保しています。
全長(mm) | 4,340 |
全幅(mm) | 1,790 |
全高(mm) | 1,590 |
排気量(L) | 1.496 |
WLTCモード燃費(km/L) | 15.0~26.0 |
トヨタ ライズ

トヨタ ライズは、2019年に日本市場で発売を開始しました。ダイハツとの共同開発により設計されたこの車は、使い勝手とコストパフォーマンスの良さを兼ね備えています。パワートレインは1.0Lターボエンジンや1.2Lエンジンが搭載されており、燃費性能とパワーのバランスが取れた仕様です。
ライズの外観は力強く、ダイナミックなデザインが特徴で、都会の風景にも自然の中にもよく映えます。豊富なカラーバリエーションを取りそろえ、個々のライフスタイルに合わせた選択が可能です。
全長(mm) | 3,995 |
全幅(mm) | 1,695 |
全高(mm) | 1,620 |
排気量(L) | 0.996~1.196 |
WLTCモード燃費(km/L) | 15.0~26.0 |
おすすめミドルサイズSUVのサイズを比較

ミドルサイズSUVはコンパクトSUVよりも大きくなるため、より多くの荷物の量が積み込めます。家族での利用やアウトドアで活躍する車を探しているときは、このサイズが候補となるでしょう。ここでは、ミドルサイズSUVのおすすめ車種を3つ紹介します。
スバル フォレスター

スバル フォレスターは1997年に初代モデルが登場し、複数のモデルチェンジを経て進化を続けています。広々としたキャビンや充実した収納スペースが特徴で、家族での旅行や日常の買い物にも便利です。
雪道やぬかるみなどの悪路でも高いグリップ力を提供するシンメトリカルAWDシステムを標準装備しており、路面状況や天候に関わらず安定した走行性能を発揮します。
全長(mm) | 4,640 |
全幅(mm) | 1,815 |
全高(mm) | 1,715~1,730 |
排気量(L) | 1,795~1,995 |
WLTCモード燃費(km/L) | 13.6~14.0 |
マツダ CX-5

マツダ CX-5は2012年に初代モデルが発表され、「魂動(こどう)デザイン」と呼ばれるマツダ独自のデザイン哲学を取り入れた美しいスタイリングが特徴的です。市街地での駐車のしやすさと大容量の荷室スペースを両立しています。
最新のインフォテインメントシステムが搭載されており、ドライバーの利便性が考慮された一台です。内装は高品質な素材が使用され、座席は長距離移動でも疲れにくい設計となっています。
全長(mm) | 4,575 |
全幅(mm) | 1,845 |
全高(mm) | 1,690 |
排気量(L) | 1,997 |
WLTCモード燃費(km/L) | 13.0~14.6 |
トヨタ RAV4

トヨタ RAV4は1994年に初代モデルが登場し、SUV市場を開拓したモデルです。RAV4は「Recreational Active Vehicle with 4WD」の略称で、その名の通り、レクリエーションや日常のアクティブなライフスタイルに対応できる車として設計されています。
都会的で洗練されたデザインと優れた走行性能を兼ね備えており、大胆なフロントグリルや鋭利なラインを持つエクステリアです。内装も実用的で、広々としたラゲージスペースがアウトドアや長距離旅行でも活躍します。
全長(mm) | 4,600~4,610 |
全幅(mm) | 1,855~1,865 |
全高(mm) | 1,685~1,690 |
排気量(L) | 1,986~2,487 |
WLTCモード燃費(km/L) | 15.2~21.4 |
おすすめラージSUVのサイズを比較

より多くの人数で乗車したいときやたくさんの荷物を載せる予定があるときは、ラージサイズのSUVが候補となります。このサイズになると大人数の乗車に対応した3列シートモデルが見つかるでしょう。ここでは、ラージサイズSUVのおすすめ車種を2つ紹介します。
トヨタ ハリアー

トヨタ ハリアーは初代モデルが1997年に登場し、優れた快適さと上質な内装デザインで人気を博しました。デザインはスポーティーさとエレガンスを兼ね備えており、滑らかなラインと大胆なグリルが特徴です。
室内は上質な素材が使用され、広々としたキャビン空間を提供します。広い荷室と多彩なシートアレンジにより、レジャーや旅行にも適したあらゆるライフスタイルに対応できる柔軟性が魅力です。
全長(mm) | 4,740 |
全幅(mm) | 1,855 |
全高(mm) | 1,660 |
排気量(L) | 1,986~2,487 |
WLTCモード燃費(km/L) | 14.7~22.3 |
マツダ CX-60

マツダ CX-60は「魂動デザイン」と呼ばれるマツダ独自のデザイン哲学に基づき、力強いボディラインと優雅さを兼ね備えた外観をしています。2022年に発表されたCX-60は、最新のスカイアクティブ技術を駆使して、卓越した走行性能と環境性能を実現しました。
プラグインハイブリッドモデルはマツダ初となり、電動化に向けた大きなステップを踏み出した一台です。インテリアでは、日本の伝統美学を反映したシンプルかつ上質な空間が広がり、高級素材の使用と高度な職人技術によって仕上げられています。
全長(mm) | 4,740 |
全幅(mm) | 1,890 |
全高(mm) | 1,685 |
排気量(L) | 2,488~3,283 |
WLTCモード燃費(km/L) | 13.0~19.8 |
リバティで好みに合うSUVを探してみよう

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リバティは自動車の大型専門店であり、軽自動車からミニバンSUVまで幅広いジャンルの車を取り扱っています。グループ総在庫は約6,000台を展示しているため、ライフスタイルや好みに合う一台をお探しいただけます。
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販売価格はこだわりの低価格
リバティはさまざまな努力を重ね、こだわりの安さで車両をご用意しています。安い車を数多く売ることで利益を確保する「薄利多売方式」を採用しているため、一台当たりの購入価格が安いのが特徴です。
また、業務の効率化によって少人数制を採用し、コストを抑える努力を続けています。このようにして低価格を実現していますので、お買い得な車両を探したいときにぜひご活用ください。乗り換えの際の下取り価格もお客さまにお喜びいただけるよう努力しています。
まとめ

SUVはサイズによって異なる特徴を持つため、自分のライフスタイルや好みに合わせて選ぶことが大切です。取り回しの良さや燃費の良さを重視するときは、比較的小さなボディサイズを選ぶと良いでしょう。大人数での乗車やたくさんの荷物を載せることを想定しているのであれば、大きなボディサイズが適しています。
リバティでは多種多様な車両をご用意しています。販売中の車両は公式Webサイト上の最新在庫情報からご覧いただけますので、ぜひご活用ください。