
スズキの軽自動車ワゴンRは、その利便性と経済性で多くのドライバーに支持されています。燃費の良さで知られるモデルですが、実際のところはどのくらいの燃費なのでしょうか。
この記事では、ワゴンRの燃費の目安と、日常生活の中で簡単に実践できる燃費向上のコツを紹介します。少しの工夫で今より更に効率的なドライブが可能になるかもしれません。賢く乗って、ガソリン代を節約しましょう。
①ワゴンRの燃費の目安
②低燃費なワゴンRの維持費はどのくらい?
③ワゴンRは30年以上の歴史を持つ軽自動車
④ワゴンRとライバル車種の燃費を比較してみよう
⑤ワゴンRの燃費を良くするコツ
⑥リバティでお買い得なワゴンRを探してみよう
⑦まとめ
■POINT
・ワゴンRのWLTCモードカタログ燃費は、22.5km/Lが最も低燃費(2024年10月時点の発売モデル比較)。
・ワゴンRは30年以上進化を続け、燃費性能も向上している。
・ワゴンRの燃費は、丁寧な運転や負荷の少ない走行で向上を目指せる。
ワゴンRの燃費の目安

まずは、ワゴンRのカタログ燃費がどのくらいなのかを見てみましょう。ワゴンRにはベースモデルの他にカスタムZとスティングレーがあります。ここでは、各モデルの燃費と特徴を紹介します。
ワゴンRのカタログ燃費
スズキのワゴンRにはガソリン車の「FX」とハイブリッド車の「ハイブリッドFX-S」があります。FXにはMT(マニュアル)とCVT(無段変速機)があり、どのグレードにも2WDと4WDが設定されているラインアップです。
WLTCモードカタログ燃費は、ハイブリッドFX-S 2WDの25.2km/Lが最も低燃費なグレードとなっています。
グレード | カタログ燃費(WLTCモード) |
FX 2WD 5MT | 24.8km/L |
FX 2WD CVT | 24.4km/L |
FX 4WD 5MT | 23.0km/L |
FX 4WD CVT | 23.3km/L |
ハイブリッドFX-S 2WD | 25.2km/L |
ハイブリッドFX-S 4WD | 24.2km/L |
ワゴンRカスタムZのカタログ燃費
ワゴンRとは異なる雰囲気のカスタムZは、専用デザインで個性を強めたモデルです。ラインアップはハイブリッドのみとなっており、それぞれで前輪駆動の2WDとフルタイム4WDが選べます。
WLTCモードカタログ燃費が最も低燃費なグレードは、ハイブリッドZX 2WD CVTの25.2km/Lです。
グレード | カタログ燃費(WLTCモード) |
ハイブリッドZX 2WD CVT | 25.2km/L |
ハイブリッドZX 4WD CVT | 24.2km/L |
ハイブリッドZT 2WD CVT | 22.5km/L |
ハイブリッドZT 4WD CVT | 20.9km/L |
ワゴンRスティングレーのカタログ燃費
ワゴンRスティングレーは、ワゴンRシリーズの中でも特にゆとりと上質さを醸し出しているグレードです。装備内容はカスタムZの上位グレードであるハイブリッドZTと似ており、外観のデザインはスティングレー専用となっています。
グレード展開はハイブリッドTのみとなっており、WLTCモードカタログ燃費は2WDの22.5km/Lが最も低燃費です。
グレード | カタログ燃費(WLTCモード) |
ハイブリッドT 2WD CVT | 22.5km/L |
ハイブリッドT 4WD CVT | 20.9km/L |
低燃費なワゴンRの維持費はどのくらい?

ワゴンRは家計への負担が少ない低燃費な軽自動車ですが、所有するとなるとその他のコストも気になるところです。車の所有時には車検費用や税金がかかるため、どのくらいの維持費がかかるのかを把握しておきましょう。
車検にかかる費用
車検にかかる費用にはどの店舗に依頼しても一律でかかる費用として、自動車重量税・自賠責保険料・印紙代があります。これらは所有している車両に合わせて設定されている費用です。
年式などによって金額が異なりますが、例えばワゴンRの新車を購入したしたときには、下記の金額が諸費用としてかかります。
自動車重量税 | 3,700円 |
自賠責保険料 | 2万4,010円 |
この自動車重量税がエコカー外になると6,600円、新車登録から13年経過すれば8,200円と変化するため、正確な金額は利用するワゴンRの条件に合わせて金額を調べましょう。また、車検を通す際に必要となる整備があれば、別途で費用がかかります。
その他の費用
ワゴンRの維持費には車検費用の他に、軽自動車税種別割やガソリン代などがあります。軽自動車税種別割は平成27年4月1日以降に新規登録している場合、自家用乗用車であれば年額1万800円です。それ以前に登録している車両の場合は7,200円となっています。
ガソリン代は燃費と走行距離、ガソリン価格によって変わり、走れば走るほどコストがかかる費用です。また、任意保険料や駐車場の利用料、オイル交換などのメンテナンス費用もかかります。年間維持費は状況によって異なりますが、20万円くらいがひとつの目安です。
ワゴンRは30年以上の歴史を持つ軽自動車

ワゴンRは1993年に初代が登場して以降、長年に渡って人々に愛されてきました。その優れた燃費性能だけでなく、使い勝手の良さや快適性の高さが人気の理由です。ここではワゴンRの魅力を、室内空間と機能性に焦点を当てて詳しく解説していきます。
毎日のお出かけに適した室内空間
ワゴンRは毎日のお出かけを一層楽しくするため、室内空間に独自の工夫を凝らしています。大人4人が快適に座れる広々としたスペースは、軽自動車ながら過ごしやすいゆとりの空間です。
座席のアレンジは多彩で、シートを倒すことで大きな荷物も容易に収納できます。運転席のシートポジションは調整が可能で、誰もが自分に合った快適な姿勢でドライブできるように配慮がされた設計です。
また、助手席下の収納やドアポケットに装備された傘入れなど、使いやすさを意識した細かな設計が日常の利便性を高めています。
使い勝手を良くする機能の搭載
ワゴンRは便利さを追求した機能が備わっています。例えば、スマートフォン対応の7インチディスプレイオーディオは、音楽再生やハンズフリー通話が可能であり、ストレスフリーなドライブを実現します。
USB電源ソケットも実用的で、移動中のスマートフォン充電に便利なものです。シートヒーターやUVカットガラスなど、季節を問わず快適な車内環境を整える工夫が詰まっています。
また、キーレスプッシュスタートシステムにより、リモコンをポケットに入れたままエンジン始動がワンタッチで可能です。このような機能は、忙しい朝の準備や車の乗り降りを一段とスムーズにしてくれます。
3つの安全技術でドライブをサポート
ワゴンRは乗る人の安全を考えた先進的な安全装備を搭載し、日々のカーライフをサポートしているのが特徴です。予防安全技術のスズキセーフティサポートでは、運転中のヒヤリとする場面を回避するための工夫が施されています。
まず、車線逸脱抑制機能は、不意に車線をはみ出しそうな際に素早く警告を発し、操作をサポートする頼もしい味方です。高速道路での走行をより快適にするアダプティブクルーズコントロールは、先行車との車間距離を自動調整し、ドライバーの負担を大きく軽減してくれます。
マイルドハイブリッドを採用
ワゴンRは燃費をさらに向上させるために、革新的なマイルドハイブリッドシステムを導入しました。このシステムは、減速時に発電し、その電力をエンジンの補助に活用します。
これにより、エンジンの負担が軽減され、燃費が向上する仕組みです。減速時にはステータスインフォメーションランプがホワイトに変わり、エネルギーが回生されていることを知らせます。
さらに、停車前にエンジンを自動で停止し、燃料消費を抑えるアイドリングストップ機能を搭載するなどの工夫も施されているのが特徴です。
ワゴンRとライバル車種の燃費を比較してみよう

ここでは、ワゴンRとその競合車種である日産デイズやホンダN-WGNの燃費について詳しく比較していきます。ワゴンRの燃費と比較して、どのくらい低燃費なモデルなのかを見てみましょう。
日産 デイズ
日産デイズは、都市型の軽自動車としての使い勝手を意識したスタイリッシュな外観が特徴です。フロントフェイスには日産独自のVモーショングリルが採用され、ダイナミックで現代的な印象を与えます。
全体的に広々とした室内空間が確保されており、特に頭上や足元のスペースが広いため、長時間のドライブでも快適に過ごせるでしょう。2024年10月時点の発売モデルのWLTCモードのカタログ燃費は、19.4km/L~23.3km/Lとなっています。
ホンダ N-WGN
ホンダ N-WGNの外観はクリーンかつモダンな印象を与える大型のグリルとヘッドライトが特徴で、都市にも自然にもよくなじみます。サイドビューは、無駄を省いたシルエットで、コンパクトながらも室内空間を最大限に活用できる設計です。
インテリア全体は開放感があり、乗員全員がリラックスできる空間が広がります。2024年10月時点の発売モデルのWLTCモードのカタログ燃費は、20.0km/L~23.2km/Lです。
ワゴンRの燃費を良くするコツ

車の燃費は、乗り方やメンテナンス状況によって変化します。元々低燃費なワゴンRですが、少しでもガソリン代を節約したいと考えることがあるかもしれません。より燃費を向上させたいときは、ここで紹介する3つのポイントを意識すると良いでしょう。
丁寧な運転を意識する
日常の運転で燃費を向上させるためには、急発進や急ブレーキを避け、より丁寧なドライビングスタイルを心掛けることが大切です。例えば、アクセルをじっくりと踏み込み、速度を一定に保つことでワゴンRの燃費を最大限に引き出せます。
また、エンジンブレーキを活用することで、減速時の燃料消費を抑えることが可能です。信号待ちの際は、急停止を避け、ゆっくりとスピードを落としましょう。
負荷の少ない走行を心掛ける
車の燃費を向上させるためには、できる限り負荷の少ない走行を意識することも大切です。タイヤの空気圧を小まめにチェックすることで、摩擦を減らし効率的な走行が可能になります。空気圧の低下は燃費に影響を与えるため、最低でも月に一度は確認しましょう。
エンジンオイルやバッテリーの劣化も燃費に影響を与えるため、定期的なメンテナンスを行いましょう。
不要な荷物は積まない
普段からワゴンRに乗っている方も、一度車内を見直してみましょう。実は不要な荷物を積んでいると、それが燃費悪化の原因になることがあります。100kgの荷物を載せると、燃費はおおよそ3%低下することが考えられます。
例えば、長距離旅行から戻った後はスーツケースや道具類をそのまま車に残さず、すぐに降ろすようにすることが小さな工夫のひとつです。これにより、車が軽くなり、燃費の向上が期待できます。
リバティでお買い得なワゴンRを探してみよう

ワゴンRなどのお買い得な車をお探しの方は、自動車の大型専門店リバティへご相談ください。リバティでは新車・登録(届出)済未使用車・中古車を取り扱っており、幅広いジャンルの車種を取りそろえています。
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リバティは安さにこだわりを持ち、大型店ならではの強みを生かした薄利多売方式を採用しているのが特徴です。安い価格で数多く販売することで利益を確保しているため、1店舗で月300台も販売した実績を持っています。
軽自動車からSUVに至るまで、あらゆるニーズに対応できるようにグループ全体で約5,000台以上の在庫車を取りそろえているため、車探しを行う際はぜひご利用ください。
登録(届出)済未使用車もラインアップ
新車よりも早く納車できて、中古車の中でも比較的新しい車が欲しいときは、登録(届出)済未使用車がおすすめです。登録(届出)済未使用車は新車の登録が行われた中古車ですが、一般ユーザーには一度も使用されていない車を指します。
リバティの登録(届出)済未使用車は、走行距離100km未満・初年度登録から1年未満の車両です。軽自動車なら最短3日で納車が可能なため、お気軽にご相談ください。
まとめ

ワゴンRは30年以上の歴史を持つ軽自動車で、低燃費が魅力のひとつです。カタログ燃費と実際の燃費には違いがありますが、運転の工夫によって改善が目指せるでしょう。ワゴンRは日々の通勤やショッピングで、燃料代を節約したい方に最適です。
リバティでは、軽自動車からミニバンSUVまで、幅広いジャンルの車を取り扱っています。在庫車は公式Webサイト上の最新在庫情報からチェックが可能です。デザインや色、装備などから自分のライフスタイルに合う一台を探す際にお役立てください。