
SUVの購入時は多くの項目を比較しますが、リセールバリューも考慮すれば賢い車選びが可能です。リセールバリューとは、一般的に車を売却する際の価値を指し、良い車ほど高額で取引されます。
そのため、売却時や乗り換え時などの車を手放す際に、まとまった資金を確保したい場合は有効です。SUVの購入を検討中の方にとっては、気になる部分ではないでしょうか。今回は、SUVのリセールバリューに焦点を当てて、おすすめ車種や高くなる要因を紹介します。
①SUVで「リセールバリューが高い」とは?
②SUV【経過年数】2024リセールバリューランキング
③SUV【国産車】リセールバリューが高い車種
④SUV【外車】リセールバリューが高い車種
⑤SUVのリセールバリューが高くなる要因
⑥車の売却はタイミングが重要
⑦人気のSUVはリバティにお任せ!
⑧まとめ
SUVで「リセールバリューが高い」とは?

車においてリセールバリューとは、購入商品を売却した際に、どれだけの価値を維持しているかを示す指標です。リセールバリューが高い車は、購入後の値落ちが少なく、長期間にわたって価値を高く保ちます。
将来的な売却や下取りの際に有利となり、所有による合計コストの軽減が可能です。特に人気の高いSUVのリセールバリューは、安定した傾向にあるため、多くのユーザーに選ばれています。
SUV【経過年数】2024リセールバリューランキング

SUVはそのデザインと実用性から、多くのドライバーに愛される定番車種です。そのため、購入後のリセールバリューが安定しており、売却時のことを考えて選ばれるケースも少なくありません。
SUVのリセールバリューを、新車購入後の3年・5年・10年の各時点で分けて、ランキング形式で紹介します。SUVの購入を検討している方はもちろん、既に所有している方も参考にしてください。
3年落ち
新車価格は購入直後から大きく下がりますが、3年目を過ぎると下落速度は緩やかに推移します。そのため、3年落ちの車は、購入後の価値維持率が比較的高く、安定したリセールバリューの車種が多いです。
順位 | 車種(メーカー) | 残価率 |
1位 | ランドクルーザー70(トヨタ) | 124% |
2位 | レクサス(NX) | 122% |
3位 | ジムニーシエラ(スズキ) | 109% |
4位 | ディフェンダー(ランドローバー) | 104% |
5位 | カローラクロス(トヨタ) | 103% |
早めに車を売却すれば新しい車の購入負担を少なくできます。3年未満は車検前の場合が多いので、車検の費用を一度も払わずに乗り換えも可能です。メーカー保証の期限内なら、メンテナンスにも高額な費用はかかりません。
5年落ち
この時点でのリセールバリューは、ブランドやモデルの影響が大きく表れます。数年間で急速に価値が下がる一方、SUVは市場での需要が高いです。そのため、5年目を過ぎても大きく値崩れしない車種も少なくありません。
順位 | 車種(メーカー) | 残価率 |
1位 | ジムニーシエラ(スズキ) | 115% |
2位 | ランドクルーザー70(トヨタ) | 110% |
3位 | ランドクルーザープラド(トヨタ) | 98% |
4位 | ディフェンダー(ランドローバー) | 89% |
5位 | ランドクルーザー(トヨタ) | 83% |
5年目ならメーカー保証が残っていることも多いので、対象部品の修理費をかけずに売却できます。2回目の車検前に乗り換えれば、車検費用の節約も可能です。
10年落ち
10年落ちの車は、新車や年式の若い車と比べて、リセールバリューが大幅に低下します。一般的に新車価格の10%~20%程度の価値まで落ちますが、信頼性の高いブランドやモデルであれば、一定の価値を保つことも可能です。
順位 | 車種(メーカー) | 残価率 |
1位 | ランドクルーザー(トヨタ) | 65% |
2位 | ランドクルーザー70(トヨタ) | 62% |
3位 | AMG G(メルセデス・ベンツ) | 61% |
4位 | ライズ ハイブリッド(トヨタ) | 61% |
5位 | ディフェンダー(ランドローバー) | 60% |
10年も乗り続けていると、寿命の目安である走行距離10万kmに到達している場合も少なくありません。13年目に入ると維持費も増えるので、売却や乗り換えを実行するタイミングとも言えるでしょう。
SUV【国産車】リセールバリューが高い車種

国内のSUVは、魅力的なデザイン性や走行性能と専門的な用途から、多数のユーザーに支持されています。市場での人気や耐久性が高く、購入後の価値も落ちにくいため、将来性を考慮した堅実な選択肢です。
価値を維持している国産SUVモデルを厳選し、特徴や残価率の例と併せて紹介します。リセールバリューの高いモデルからSUVを選びたい方は、候補の参考にご活用ください。
ランドクルーザー70:トヨタ
トヨタを代表する人気SUVランドクルーザーですが、中でも多くのユーザーを虜にしてきたのが70系です。本格的な4輪駆動は、雨や雪をまとった悪路でも高い走破性能を発揮します。
安定した水平基調のボディは、重心が低く、オフロード感の強いデザインが特徴的です。パワフルに走る分、燃料をたくさん消費する点には注意しましょう。
新車価格 | 3年後 | 5年後 | 10年後 |
480万円 | 124% | 110% | 62% |
ランドクルーザープラド:トヨタ

ランドクルーザープラドは、人気のSUVを街乗りやファミリー層向けに調整したモデルです。パワフルな走行性能はそのままに、快適な乗り心地を意識したレイアウトを採用しています。
車体がコンパクトなので操作感覚がつかみやすく、オンロードでもスムーズな走行が可能です。2024年4月に生産終了したので、新車での入手は難しくなりました。
新車価格 | 3年後 | 5年後 | 10年後 |
367万6,000円~ | 93% | 79% | 48% |
カローラクロス:トヨタ

カローラクロスは、世界で愛されるカローラシリーズのSUVモデルです。日常使いからアクティブな趣味まで、ライフスタイルに合わせた使い方に対応しています。
ハイブリッドを搭載したグレードも展開しており、SUVながら低燃費な走行が可能です。大容量の荷室には、ショッピングやアウトドアの荷物をたっぷり積み込めます。
新車価格 | 3年後 | 5年後 | 10年後 |
218万4,000円~ | 94% | 79% | 48% |
ハリアー:トヨタ

トヨタが販売するハリアーは、都市部での走行をメインにした高級クロスオーバーSUVです。SUVの中では珍しいラグジュアリーなデザインが、普段使いや休日のドライブで活躍します。
インテリアには書斎のような質感高い空間が広がっており、快適で落ち着いた長距離移動が可能です。エンジンや駆動方式の選択肢が多いため、操縦スタイルに適したグレードを選べます。
新車価格 | 3年後 | 5年後 | 10年後 |
312万8,000円~ | 94% | 79% | 51% |
NX:レクサス

スタイリッシュなデザインが特徴的なNXは、国産高級車ブランドのレクサスが販売するSUVです。機能の異なるグレードが用意されており、予算や好みに合ったモデルを選べます。
中でもNX350は中間に位置する価格帯で、スムーズな加速による軽快な走行が魅力です。スポーティーグレードの「F SPORT」と、アウトドアライフをイメージした「OVERTRAIL」があります。
新車価格 | 3年後 | 5年後 | 10年後 |
485万円~ | 78% | 67% | 44% |
SUV【外車】リセールバリューが高い車種

アウトドアに対応したSUVは、海外でも多種多様なモデルが販売されています。そのスタイリッシュなデザインや、パワフルな走行を得意とする構造は、国産モデルでは味わえない部分も多くあります。
国産車に比べて流通量は少ないため、国内で希少価値が生まれる可能性も低くありません。実際に輸入SUVの中でもリセールバリューが高いモデルを見てみましょう。紹介した車種が検討中の方にとって参考になると幸いです。
ディフェンダー:ランドローバー
強靭なデザインのディフェンダーは、ランドローバーが販売するクロスカントリー車です。耐久性に優れた頑丈な造りと、オフロード走行を想定したシステムで、過酷な環境下にも対応します。
実用的で広々とした内装は、大きな荷物の積み込みもでき、アウトドアレジャーに適したサイズ感です。特定のライフスタイルや趣味に適した車としても支持されています。
新車価格 | 3年後 | 5年後 | 10年後 |
855万円~ | 103% | 89% | 60% |
ディスカバリー:ランドローバー
ランドローバーのディスカバリーは、先進的なデザインと機能が人気のSUVです。鋭くシャープなヘッドライトが特徴のエクステリアは、衝撃を吸収する構造で耐久性にも優れています。
インテリアはフルサイズシートを全席に採用しており、タッチスクリーンを用いた操作も可能です。直感操作できるディスプレイや、ドライバーアシストモードなど、ドライブが快適になる多数の機能を搭載しています。
新車価格 | 3年後 | 5年後 | 10年後 |
998万円~ | 83% | 66% | 31% |
Gクラス:メルセデス・ベンツ
高級車ブランドとして有名なメルセデス・ベンツから販売されているSUVモデルがGクラスです。オフロード仕様のフレーム構造や、堅牢なサスペンションが装備されており、悪路でも快適な走行を実現します。
衝突予測機能や歩行者検知機能など、運転をサポートするシステムも満載です。街中で存在感を放つ風変わりなデザインは、伝統的な部分を残しつつ新たな要素を取り入れて進化しています。
新車価格 | 3年後 | 5年後 | 10年後 |
1251万円~ | 88% | 78% | 62% |
ラングラー:ジープ
ジープから販売中のラングラーは、オフロード走行に特化した本格的なSUVです。悪路を走るパワフルなエンジンはもちろん、スタックから抜け出すためのデフロック機構を搭載しています。
高い耐久性を誇るボディは、軍用車両としての面影を残しながら、ブランドを象徴するデザインで人気です。オフロード向け車両なので、アウトドアに適した大容量の荷室や、柔軟なシートアレンジも備えています。
新車価格 | 3年後 | 5年後 | 10年後 |
799万円~ | 73% | 61% | 46% |
レネゲード:ジープ
女性からの人気も高いレネゲードは、数々のオフロード車を展開するジープのコンパクトSUVです。同車種の中でもサイズが小さいので、都市部など細い道の走行も得意としています。
エクステリアは伝統的な箱型フォルムを継承しており、ブランドイメージを崩さないデザインです。レザーシートを備えたインテリアは、見た目だけでなく便利な機能も多く、目的地まで快適なドライブが楽しめます。
新車価格 | 3年後 | 5年後 | 10年後 |
435万円~ | 71% | 60% | 28% |
SUVのリセールバリューが高くなる要因

SUVのリセールバリューに影響を与える要因はさまざまで、一概に車種やブランドだけでは決まりません。では、どのような特徴を持ったSUVが再販時に高値で売買されるのでしょうか。
リセールバリューの高いSUVに共通して見られる要素を紹介します。具体的な条件を理解しておけば、将来的に価値が上がりやすい車種の見極めが可能です。
オプションが充実している
充実したオプションを装備したSUVは、利便性や快適性が優れているため、価値が高くなる傾向にあります。高級オーディオシステムやレザーシートなど、再販時に買い手へ魅力的な装備のアピールも可能です。
車のオプションは大きく分けて「純正オプション」「ディーラーオプション」「社外オプション」があります。中でもメーカーが製造工程で取り付ける純正オプションの人気が高い傾向にあります。
人気のあるボディカラー
車のボディカラーは、外観や印象を大きく左右するだけでなく、市場での価値にも影響を与えます。ホワイトやブラックといった当たり障りない色は、多くの購入者に好まれるため需要が高いです。
車種のイメージを際立たせる色や希少性のある限定色など、購入者の心をつかみやすい色も好まれます。リセールバリューを考慮する場合は、個人の好みだけでなく、将来的な需要や価値を含めた判断が重要です。
車両のコンディションが良い
車両のコンディションは、ほとんどの購入希望者が商品を選ぶ際に注目する要素です。そのため、リセールバリューにおいても大きな影響を与えます。
内外装がきれいな車や走行距離が短い車など、状態が新品に近い車ほど評価額が高いです。SUVのような悪路走行を想定した車種は、頑丈に設計されることが多く、価値が下がりにくい傾向にあります。
海外需要がある
リセールバリューは、国内だけでなく海外の需要が関係する場合もあります。悪路や未舗装道路が多い、インフラ発展途上の国ではSUVの人気が高いです。
そのため、国内市場で販売されたSUVが、海外市場で高額取引されることも少なくありません。日本車の耐久性が世界で評価された点も大きく、中でもSUVは国内外問わず信頼の高い車種です。
希少な車種
希少性のあるSUVは高値で取引される傾向が強いため、結果的にリセールバリューが向上します。限定モデルや特別仕様車は、生産台数が限られており市場に出回る数が多くありません。
そのため、車のコレクターや愛好家にとって非常に魅力的な商品です。国内や海外など特定の地域でしか販売されていない、モデルや仕様も希少価値が上がります。
知名度が高く根強いファンがいる
モデルチェンジ後はデザインや機能が新しくなるため、一般的に旧モデルの価値は下がります。しかし、人気の高いモデルは需要が大きく下がらないので、リセールバリューの維持が可能です。
人気のまま生産終了した絶版車の場合も、供給が止まる一方で需要はすぐに落ち着きません。供給量を需要が上回れば、市場での希少価値が上昇して、最終的に高額で取引される傾向です。
車の売却はタイミングが重要

車の売却においてタイミングは非常に重要で、同じ車種でも時期によって価値や価格が変わります。なぜなら、商品の需要や市場の動向などは、常に変化する可能性があるからです。
車を手放す際に損失を出さないためにも、タイミングの重要性について理解しておきましょう。売却を検討中の方は、最適な時期の見極めに役立ててください。
高く売れる時期がある
車の売却価格はあらゆる要因によって変動しますが、取引される時期も関係します。市場が活発になる年度末や新モデルの発表前後は、購入者が増えるため取引価格も上昇しやすいです。
決算期は業者が積極的に在庫を確保するので、人気車種などは高値で買い取られる傾向があります。車検が残っている車は、業者にとって再販しやすいため、車検前も売却には良い時期です。
価値が下がる前に売却する
車の価値が下がる前に取引できれば高値で売却可能です。走行距離が多い車ほど、車体や部品の劣化が進んでいると判断され、価値が下がる傾向にあります。取引時には年式と走行距離のバランスが重要視されるので、どちらかに数値が偏っている場合は注意が必要です。
モデルチェンジ後は、一部の人気モデルを除いて旧型の価値が下がります。新モデル発表前に売却することで、取引価格の低下をさけましょう。
人気のSUVはリバティにお任せ!

SUVのリセールバリューは、市場などの影響を受けて日々変化するので、定期的にチェックしておきましょう。正確な愛車の売却価格の把握は、好機を逃さず手放すためにも重要です。
車のリセール価格やSUVへの乗り換えで不安があれば、自動車の大型専門店リバティへご相談ください。自信を持って提案する下取り価格や豊富な種類の在庫で、お客さまの売買をサポートいたします。
下取り価格が高い
市場相場で車を売却する一般的な買取専門業者は、売買の差額から利益を生み出します。そのため、買取額を相場以上に高く設定すると取引による利益が得られません。また、新車販売が主な業務のディーラーでは、中古車の下取り査定額が低くなる傾向にあります。
そこでリバティは、買取からメンテナンスまでを自社で行い、限りなく相場に近くて高い下取り価格を実現しました。売却先をご検討中の方は、車の買取と販売サービスを提供する大型専門店リバティにご相談ください。
在庫が豊富で買い替えにもおすすめ
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まとめ

人気のボディタイプであるSUVは、そのデザインや性能からリセールバリューが高い傾向にあります。中でも売れやすい条件を満たすモデルの場合、高額で取引されるケースが多いです。
車を手放す際は、市場価値が上がる時期を狙い、大きく値崩れする前に相談しましょう。自動車の専門店であるリバティなら、買取相場の限界に近い高額な査定を提示できます。新しい車への乗り換えをご希望の方は、売却と一緒に相談いただいた店舗で購入可能です。