
愛車を手放すとき、どこに売るのが一番よいのでしょうか。ディーラーに下取りに出すのが手っ取り早いと思っている方も多いかもしれません。しかし、買取業者に売却するという選択肢もあります。また、それぞれにメリットとデメリットがあります。
この記事では、ディーラーと買取業者それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。また、売却に必要な書類や手続き、高く売るためのコツもお伝えします。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った売却先を選ぶことができるでしょう。
①ディーラーに車を売るメリット
②ディーラーに車を売るデメリット
③買取業者に車を売るメリット
④ディーラーに車を売るデメリット
⑤車の売却に必要な書類と手続き
⑥車を高く売るためのコツ
⑦車の買い替えは「リバティ」がおすすめ!
⑧まとめ
ディーラーに車を売るメリット

車を売るなら、ディーラーを真っ先に考える人も多いでしょう。ディーラーに下取りに出せば、新車購入の手続きと同時に古い車も引き取ってもらえるので、とても便利です。
また、信頼と実績のあるディーラーなら、アフターサービスや保証も充実しているので安心して任せられます。ここからは、車をディーラーで売るメリットを詳しく解説します。
新車購入時の下取りで手続きが簡単
新車購入時にディーラーで下取りをすると、手続きがスムーズに進むメリットがあります。というのも、「車を売ること」と「車を買うこと」を同時に進められるからです。
買い替えを検討中の場合、買取専門店で車を売り、新たにディーラーや販売店に出向き、購入の取引を行わなければいけません。ディーラーであれば、下取りと購入の手続きや書類の準備も最小限で済むので、時間と手間を大幅に節約できるでしょう。
古い車でも下取りしてくれる可能性あり
ディーラーは古い車でも下取りしてくれる可能性があります。例えば、売れないと諦めていた10年落ちの車であっても、ディーラーでの新車購入を条件に、引き取ってもらえます。
もちろん、査定額は低くなりますが、買取業者であれば断られる車も対応してもらえる点はポイントでしょう。下取りなら、廃車の手続きも不要です。
信頼できる販売店なので安心感がある
「知名度の低い買取業者に車を売るのは不安だな」と思っている方も多いでしょう。ディーラーはメーカーの知名度もあり、信頼できる販売店のため、安心感があります。
長年の実績と信頼があるので、トラブルのリスクは低いでしょう。車の売却だけでなく、購入後に万が一の場合も、ディーラーなら、メンテナンスやアフターサービスも任せられます。
ディーラーに車を売るデメリット

ディーラーに車を売るデメリットについて解説します。車を売るならディーラーがよいと思われがちですが、実は新車購入が前提条件となっていつことが多く、買取業者と比べて査定額が低くなる傾向があります。
また、下取り価格の交渉が難しいケースや、店舗まで移動する手間もあります。これらのデメリットを詳しく解説します。
新車購入が前提条件となる
新車購入を検討中の方にとって、ディーラーでの下取りは手軽な選択肢です。つまり、ディーラーでの下取りは、新車購入が前提条件となります。
つまり、新車を購入するときの値引き代わりに下取り価格が付けられる取引です。そのため現金で受け取れるケースはほとんどなく、書類上で下取りしとして売却した形になります。
一般的に査定額が買取業者より低い傾向にある
一方、ディーラーでの下取りには、もうひとつデメリットがあります。それは、買取業者と比べると、査定額が低くなる傾向にあることです。
ディーラーは新車販売が本業なので、下取り車はほとんどが中古車販売店に卸すことになります。その分、マージンを取られてしまうため、査定額が低くなる傾向です。
店舗までの移動や時間の制約がある
店舗まで車を持ち込む時間や手間も、ディーラーに下取りを依頼するデメリットのひとつです。「わざわざディーラーまで行くのは面倒だな」と感じる方も多いかもしれません。
というのも、買取業者の中には、自宅まで出張査定に来てくれるサービスもあるからです。忙しくてなかなかディーラーまで行く時間が取れない方にとっては、買取業者の出張査定は魅力的な選択肢かもしれません。
買取業者に車を売るメリット

車を売る際、ディーラーへの下取りだけでなく、買取業者への売却も選択肢のひとつです。買取業者への売却は、ディーラーよりも高い査定額が期待できたり、自宅で査定を受けられる便利なサービスがあったりと、メリットは少なくありません。
ここからは、買取業者で車を売るメリットについて、詳しく解説していきます。
ディーラーよりも高い査定額が期待できる
買取業者に車を売却すると、ディーラーよりも高い査定額が期待できます。ディーラーに下取りを依頼したところ、想定より安い金額を提示された人が、同じ車で取業者数社に見積もりを依頼したところ、ディーラーの2倍近い査定額を提示する業者が現れた話もあります。
オプションや限定社などの査定アップにつながるチェックのポイントが多いことも理由として考えられます。
出張査定サービスは自宅で査定が可能
買取業者の多くは、出張査定サービスを提供しています。つまり、自宅や職場など希望の場所に査定士に出張してもらい、その場で車の査定を受けられるスタイルです。仕事が忙しく、なかなか買取業者へ行く時間がない人もWebサイトやメールで出張査定を依頼できるため、利用しやすいシステムといえるでしょう。
複数の買取業者から見積もりを比較できる
複数の買取業者に見積もりを依頼することで、より高い査定額を引き出せる可能性があります。ただ、多すぎでも対応が大変になるため、3社~4社ぐらいがおすすめです。
一括査定依頼のサイトを利用して、複数の買取業者に査定依頼を申し込みましょう。買取業者によって得意とする車種や査定基準が異なるため、複数の見積もりを比較することで車の大体の買取価格が適正に判断できます。手間はかかりますが、納得できる価格で愛車を売却するためには必要なステップといえるでしょう。
売却だけで新車購入の義務がない
買取業者に車を売却する大きなメリットは、新車購入を義務がないことです。車を手放す予定はあっても、すぐに新車を購入する予定がない場合は、買取専門店がおすすめです。ディーラーでは新車購入が前提条件ですが、買取業者なら売却だけで完結します。
売却代金をそのまま受け取れるのも魅力といえるでしょう。
ディーラーに車を売るデメリット

買取業者に車を売るデメリットについて解説します。確かに買取業者の方がディーラーよりも高い査定額が期待できますが、一方でデメリットもあります。信頼できる業者選びの必要や手続き、アフターサービスなどから、買取業者に車を売る際の注意点を見ていきましょう。
信頼できる業者選びに手間がかかる
車を売るときに信頼できる買取業者を見つけることは大切です。そのためには、口コミサイトから利用者の口コミをチェックしたりや業者の実績を確認したりしましょう。複数の業者から見積もりを取り、査定士や担当者の接客をチェックして判断する方法もあります。
手間はかかりますが、納得のいく査定額を引き出すためには、業者選びに時間をかける価値は十分にあるでしょう。
書類の準備や手続きが必要な場合がある
書類の準備や名義変更の手続きは、買取業者に車を売る際の必要作業です。必要書類は次のとおりです。次の項で詳しく解説します。
普通自動車 | 軽自動車 | |
必要書類 | ・車検証 ・自賠責保険支払証明書 ・自動車リサイクル券 ・自動車税納税証明書 ・実印 ・印鑑登録証明書 ・住民票・戸籍の附票(2回以上の転居の場合) ・戸籍謄本(姓の変更の場合) | ・車検証 ・自賠責保険支払証明書 ・自動車リサイクル券 ・自動車税納税証明書 ・住民票・戸籍の附票(2回以上の転居の場合) ・戸籍謄本(姓の変更の場合) |
ディーラーの下取りは、ほとんどの手続きを代行してくれますが、買取業者に売る場合は自分で対応しなければならない場合もあります。手間はかかりますが、その分、高い査定額を引き出せる可能性があります。
買取業者によって査定額の差が大きい
買取業者によっては、査定額に大きな差が出ることがあります。買取業者の得意とする車種や年式も査定額に影響するので、自分の車に合った業者選びも重要です。
また、そのときの業者の在庫状況や販売ルートによっても査定額が変わる場合があります。そのため、複数の買取業者に査定を依頼して金額を比較し、自分にあった業者選びが大切になるでしょう。
車の売却に必要な書類と手続き

車をディーラーや買取業者に売る際、スムーズに手続きを進めるためには、事前に必要書類を準備しておくことが大切です。印鑑証明書や車検証など、法律で定められた書類が多岐にわたるため、「何を揃えればいいのかわからない」と困惑する方も少なくありません。ここでは、車の売却に必須の書類と手続きについて、詳しく解説していきます。
印鑑証明書と実印で書類に署名捺印
車を売却する際、普通自動車の場合は印鑑証明書と実印での書類への署名捺印が必要です。印鑑証明書は、市区町村の役所で発行できます。実印は、印鑑登録されたものを使用しましょう。
印鑑証明書には有効期限の定めはありませんが、手続きの際に印鑑証明書の有効期限がある場合は事前に確認しておくと安心です。
自動車検査証(車検証)と自賠責保険証明書
自動車検査証(車検証)と自賠責保険証明書も、車の売却時に必要な書類です。車検証は、車の所有者や車体番号、車検の有効期限などが記載されています。自賠責保険証明書は、自動車損害賠償責任保険に加入していることを示す書類です。
紛失した場合はどちらも再交付が可能です。自動車検査証(車検証)は使用地域を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所で、手続きしましょう。自賠責保険証明書の再交付は加入している保険会社へ、再交付を依頼します。再交付には1週間位上かかる場合があります。早めに対応してくことが大切です。
自動車税納税証明書と譲渡証明書
自動車税納税証明書は、自動車税を納めたことを証明する大切な書類です。最近ではスマートフォンの決済で納税されている方がいるかもしれません。その際は納税証明書が手元に残らないため、念のため、支払い画面のスクリーンショットを保存しておくとよいでしょう。通常は納税後2週間程度で陸運局に支払いの連絡が届くシステムです。
自動車税納税証明書を紛失した場合は、都道府県税事務所や自動車税の管轄事務所で再発行の手続きが可能です。
また、譲渡証明書は、売主から買主へ車の所有権を譲渡したことを示す書類で、買取業者が準備していることが多いです。
売買契約書の作成と代金の受け取り確認
売買契約書の作成は、車の売却手続きの最終段階です。通常、買取業者が2通作成し、売主と買主がそれぞれ1通ずつ保管します。トラブル防止のため、契約事項で下記の内容はしっかり確認しておきましょう。
・売却車両の情報
・自賠責保険料と自動車税の残金の扱い
・車買取の合計金額
・代金の支払い時期と支払い方法
・車両の引渡日と引渡方法
代金の受け取りは、現金の場合はその場で確認をします。振込の場合は、入金を確認してから車を引き渡すようにしましょう。
車を高く売るためのコツ

車を少しでも高く売るためには、いくつかの重要なポイントがあります。この項では、自分のできる範囲で車の査定をアップする方法を解説しています。
車の清掃や複数見積もり、装備や査定時期など、これらのコツを実践して、査定アップを狙いましょう。
売却前に車内外を清掃する
売却前に車内外を丁寧に清掃し、見た目の印象をアップさせることは査定アップが期待できます。洗車や掃除機がけ、シートの汚れ落としなどで、車の印象を良くしましょう。
また、車内にペットやタバコの匂いが残っていると査定額に影響するケースがあります。換気をしたあと、できる範囲で消臭作業をしましょう。
複数の買取業者から見積もりを取る
複数の買取業者から見積もりを取ることで、より高い査定額を引き出せる可能性があります。
買取業者それぞれに「SUVが得意」「スポーツカーが得意」など、得意分野をもつ場合や店舗の在庫状況によっても査定、買取金額が異なります。
一社だけでなく複数の買取業者に見積もりを依頼して、査定内容と金額を比較しましょう。
車の特徴や付加価値をアピールする
車の特徴や付加価値を上手くアピールすることで、査定額アップを目指せます。例えば、購入時に取り付けた後付けできない純正のオプションは付加価値が高いです。また、同時に取り付けたカーナビ、オーディオなども含まれます。
逆に、社外品に付け替えている場合は、元の純正品を用意しておく高額査定につながる可能性があります。
需要の高い時期を狙って売却する
車の売却時期も査定額に影響します。中古車が最も売れる1月から2月は、春に進学や就職をひかえて、車のニーズが高まります。そのため、業者が在庫確保のために買取を強化しています。
また、7月から8月は、ボーナス時期と9月の転勤で車のニーズが高まります。同時に9月は買取業者の半期決算にあたるため売上を伸ばす動きもあり、買取に積極的に動く傾向があります。
車の買い替えは「リバティ」がおすすめ!

車の売却には、事前の見積もりや必要書類などの準備が必要です。納得した契約を結ぶにはディーラーに限らず、買取店や中古車販売店など店舗選びが重要になります。
車の売却がはじめての方、車について詳しくない方は、乗り換えがスムーズにできる「リバティ」へご相談ください。
納得いただける買取価格
リバティは車の買取と販売の両方を行う自動車の大型専門店です。中古車買取専門業者は、買取った車を市場の相場で売却し、その差額で利益を得ています。そのため、買取額を高く設定するのは困難です。
また、ディーラーは新車販売が目的になるため、中古車の下取り査定は低い傾向です。リバティでは、お客様から買取った車をそのまま自社でメンテナンスし、販売して利益を得ています。買取での利益幅を取る必要がないため、下取り価格を相場の価格ぎりぎりまで近づけられます。
豊富なラインナップ
リバティグループは、軽自動車からミニバン、SUVまで約5,000台ものラインナップを誇ります。新車から中古車、新車同様の未使用車までご用意しており、豊富な在庫からお客様のライフスタイルに合ったお気に入りの一台をご提案します。
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まとめ

車を売るなら、ディーラーと買取業者の選ぶポイントにより、それぞれにメリットとデメリットがあります。ここでは、ディーラーと買取業者で車を売る際の注意点や、高く売るためのコツについても詳しく解説しました。
車を売った後に乗り換を考えているのか、売るだけなのか自分の状況に合わせて賢く判断し売却先を探すことが大切です。