
自動車の売却は、必要書類の準備や査定の依頼など、さまざまな工程があります。買取・下取りなど売却方法もいくつかあるため、どのような流れで進めるのか分からない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、自動車を売却するときの流れや方法、確認事項を紹介します。高く売却するコツも解説しますので、車の売却を考えている方や愛車を高く売りたい方は、ぜひ参考にしてください。
①自動車を売却するときの基本の流れ
②自動車売却の流れ|個人売買の場合
③自動車売却の流れ|下取りの場合
④自動車を売却する前に確認すること
⑤自動車を少しでも高く売却するコツ
⑥愛車は「リバティ」で高く売却しよう!
⑦まとめ
自動車を売却するときの基本の流れ

ここでは、自動車を売却するときの基本の流れを解説します。主な手順は5つです。手順を理解することで、売却手続きをスムーズに進められるでしょう。売却方法の選択から入金の確認まで、それぞれの手順を詳しく解説します。
手順1.売却方法を選ぶ
自動車の売却方法は「中古車買取店の買取」「ディーラーの下取り」「オークションなどの個人売買」の3種類です。
中古車買取店は、買取った中古車を独自の流通経路や全国のオークションを使い販売することで利益を得ています。
ディーラーは、新車販売がメインの業者です。ユーザーの新車購入に伴い、前の車を下取りします。引き取った車は自社店舗で販売することが一般的です。
個人売買は、友人・知人と売買契約を交わす方法の他に、ネットオークションやフリマアプリを使う方法もあります。3つのうちから、自分に合った方法を選択しましょう。
売却方法によって手順は若干の違いがあります。以降の手順は中古車買取店などで売却だけを行う場合です。
手順2.書類を準備する
査定を依頼する前に必要書類を準備しましょう。自動車の売却に必要な書類は以下の通りです。普通自動車と軽自動車で少し内容が異なります。
普通自動車を売却する場合 | 軽自動車を売却する場合 |
・車検証 ・自賠責保険証 ・自動車リサイクル券 ・印鑑登録証明書と実印 ・自動車税納税証明書 ・委任状 ・譲渡証明書 | ・車検証 ・自賠責保険証 ・自動車リサイクル券 ・認印 ・軽自動車税納税証明書 ・自動車検査証記入申請書 |
委任状・譲渡証明書・自動車検査証記入申請書は、売却先の業者が用意してくれます。
他の書類の多くは車内のグローブボックスなどに保管されていることが多く、万が一紛失した場合には再発行が必要です。再発行に数週間かかる書類もあるため、早めに確認しておきましょう。
手順3.査定を依頼する
自動車の査定の手段には「持ち込み査定」「出張査定」「一括査定」の2種類があります。持ち込み査定は自分で直接店舗に車を持ち込む方法、出張査定は自宅などの指定した場所へ業者スタッフに来てもらう方法です。
30分ほどで査定額が提示されるため、その金額を見て売却を判断します。適正価格で売却できるように、事前に買取相場を調べておくとよいでしょう。
一括査定サービスはオンラインで車の情報をいくつか入力し、複数社の見積もりを取れるサービスです。大きな手間もなく複数社の査定額を比較し、愛車を高く売れる業者を把握できます。
しかし、オンラインで分かるのは概算価格です。売却するには、実車査定も行う必要があります。一括査定サービスはお得な売却先を絞る方法としておすすめです。
手順4.車を引き渡しする
査定額に納得できたら、書類の確認や署名、押印などの各種手続きを行います。必要書類を用意していれば、最短即日で契約も可能です。しかし、トラブルを避けるためにも売買契約書の内容をしっかりと確認してから契約をしましょう。
手続きが完了したら車を引き渡します。ドライブレコーダーやETCカードの置き忘れには注意が必要です。また、カーナビ内の個人情報も消しておくことをおすすめします。
手順5.入金確認をする
車を引き渡したら、指定した銀行口座に入金がされているかを確認します。一般的に入金のタイミングは、引き渡しから数日後です。場合によっては1週間程度かかることもあるため、事前に入金予定日を担当者に確認しておくとよいでしょう。
予定日を過ぎても入金がない場合は、不備が生じた可能性があります。業者に連絡し、詳細を尋ねましょう。
自動車売却の流れ|個人売買の場合

「個人売買はリスクがあるのでは」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。個人売買は、売主が責任をもって売買契約を進める必要があります。ここでは、個人売買のメリット・デメリット、売却の流れを確認しましょう。
個人売買のメリットとデメリット
個人売買は取引に業者の取り分が発生しないため、高額売却を目指せます。ネットオークションやフリマアプリを利用して、取引相手を自由に選べる点もメリットです。
デメリットとして「代金が支払われない」「名義変更が行われない」などのトラブルが発生する可能性があります。業者が介入しないため、必要書類の用意や相手とのやりとりを自分で行い、責任を全て負わなくてはなりません。
後のトラブルを防ぐには契約内容を細かく決める必要がありますが、慣れない方には大きな負担になるでしょう。
個人売買での売却の流れ
個人売買での売却の流れは以下の通りです。明確なルールはありませんが、一般的に名義変更は買主が行います。売買契約書の用意は必須ではないものの、トラブルを避けるためにも必要です。
1.写真や実車を確認してもらい、価格などの条件を決める
2.売買契約書を締結する
3.代金を受け取り、車両と必要書類を渡す
4.名義変更を行ってもらう
5.任意保険を解除する
自動車売却の流れ|下取りの場合

ディーラーの下取りを利用する場合は、新車購入と旧車の売却を並行して行います。ここでは、下取りのメリットとデメリット、売却の流れを確認しましょう。ぜひ中古車買取と比較し、どちらが適しているかを考えてみてください。
下取りのメリットとデメリット
下取りのメリットは、車の売却手続きと購入手続きを一度に進められる点です。別々に行う場合と比べて、手間を削減できます。売却する車は、購入先と異なるメーカーでも問題ありません。
デメリットとして、買取と比べて売却価格が低い点があります。新車販売がメインのディーラーよりも、買取店のほうが中古車を再販するノウハウに長けているためです。
無料で査定を依頼できる買取店に対し、ディーラーでは数千円程度の下取り査定料がかかることもあります。下取り価格は新車購入費に充てられるため、現金化もできません。
下取りでの売却の流れ
下取りでの売却の流れは以下の通りです。買取と異なり、自分が欲しい車を決めるところから始まります。必要書類を用意すれば、担当者が一連の流れでスムーズに進めてくれるでしょう。
1.購入する車を決める
2.購入したい車の見積もりと下取り査定を依頼する
3.必要書類をそろえ、契約する
4.下取り価格を差し引いた新車購入費を支払う
5.新車の納車と旧車の引き渡しを行う
自動車を売却する前に確認すること

自動車の売却は、購入後に相手とトラブルが起きないように進める必要があります。トラブルを防ぐことは、自分が不利益を被るだけでなく相手に迷惑をかけないためにも重要です。ここでは、自動車を売却する前に確認することを紹介します。
事故歴や修復歴
売却する車の事故歴や修復歴は隠さずに申告する必要があります。事故歴とは事故・災害に遭った経歴、修復歴とは車両の骨格部分の修理・交換をした経歴です。
事故歴・修復歴のある車は通常よりも故障のリスクが大きいと判断されるため、査定額が下がる傾向にあります。
しかし、事故歴・修復歴の無申告は契約不適合責任に当たる行為です。売却後、契約に対して不適合であることが発覚すると、買主は以下4つの権利を行使できます。故意ではない場合でも責任を追及されるため注意しましょう。
・損害賠償請求権
買い手が損益を被った場合、その損害賠償を請求できる権利。
・契約解除権
締結した契約を解除できる権利。
・追完請求権
不適合である部分を修復請求、代替請求、不足があれば引き渡し請求ができる権利。
・代金減額請求権
当初の契約と異なる場合、代金の減額を請求できる権利。
自動車の所有者名義
車を売却すると、自動車の所有者名義を自分から売却先に変更します。注意が必要なのは、ローンが残っている車の場合です。ローンによっては、自動車販売会社のディーラーかローン会社の名義を使用しています。
多くの場合、このような車は売却前の名義変更やローンの完済が必要です。売却価格をローンの返済に充てる方法もあります。どちらにしても一定の手間がかかるため、車検証に記載されている所有者名義が自分本人であるかを確認しましょう。
自動車税還付の有無
自動車税は毎年4月に1年分を支払います。抹消登録(廃車)をした場合は残り期間分の自動車税の還付を受けられますが、売却時の自動車税の還付はありません。
しかし、売却先の業者によっては還付金に相当する金額を売却額に含めてくれます。個々の業者の裁量に委ねられるため、売却先を選ぶときは自動車税還付の有無の確認が重要です。
納車までの日数
車を買い替える場合は、納車までの日数をどのように過ごすかが重要です。先に車を売却すると、車のない期間が発生します。できる限り納車日に近い日付で売却することが重要です。
空白期間ができる場合、公共交通機関やレンタカーなどの選択肢がありますが、地域やライフスタイルによっては大きな負担がかかります。可能であれば代車の利用がおすすめです。売却先に代車を借りられるか尋ねてみましょう。一般的に借りられる期間は2週間~1か月です。
契約成立後キャンセル
売買契約が成立した後に「より高く売れる業者が見つかった」「家族が使用することになった」などの場合もあります。
キャンセルに対応してくれる業者もいますが、基本的に契約書類と売却する車を引き渡した後はキャンセルができません。契約を解除できたとしても、高額なキャンセル料が発生する可能性もあります。
契約成立後キャンセルの対応は契約内容に基づくため、車を引き渡す前に確認することが重要です。
自動車を少しでも高く売却するコツ

愛用した車を売るなら、少しでも高く売りたいと考える方が多いのではないでしょうか。自動車の売却では、車両状態や時期、売却先などのさまざまなポイントが金額に影響します。ここでは、自動車を少しでも高く売却するコツを見てみましょう。
車内の清掃をしておく
車両コンディションの印象は影響するため、査定前に車内の清掃をしましょう。車内全体に掃除機をかけ、フロアシートやシート、窓を拭いておくことをおすすめします。
特に重要なのが車内の臭いです。ペットやタバコの臭いが残っているとマイナス査定につながるため、晴れた日に換気をする、無香料の消臭剤を使うなどの対策を行いましょう。お金を払ってクリーニングを依頼する必要はありません。
車外も簡単に洗車しておくとよいでしょう。傷やへこみは、自分で修復しようとすると傷を悪化させる可能性があるため、無理に直す必要はありません。
交渉のために相場をチェックしておく
適正価格を把握しなければ、査定額を提示されたときに正しい判断ができません。売却額の交渉のためにも、事前の愛車の相場をチェックすることが重要です。相場を調べる方法として、以下の4つがあります。
・中古車の販売価格から予測
・下取りシミュレーション
・中古車買取店の買取実績を見る
・一括査定サイト
下取りの場合は、自動車メーカーが提供している下取りシミュレーションの利用がおすすめです。メーカーや車種、年式、グレードなどを選択するだけで簡易下取り価格が分かります。
買取の場合は、買取実績や一括査定サイトの簡易査定額を参考にするとよいでしょう。
売却査定は複数社に依頼する
高額査定を目指すなら、複数社への査定依頼が重要です。複数の見積もりを比較し、より高く売却できる業者を選びましょう。
詳細な価格を知るには1店舗ずつ車を持ち込み、実車査定を受ける必要がありますが、大きな手間がかかります。出張査定や一括査定サイトをうまく利用しましょう。依頼する業者が多過ぎても営業電話の対応に困るため、対応できる数だけ依頼することが大切です。
高く売れる時期をチェックする
車を売る時期は、自動車税の課税前の1月~3月と決算期が重なる9月~10月が狙い目です。どちらも、買取業者は多くの在庫を確保したいと考えるため、通常よりも高い価格で売却が可能です。
一般的に、車は新しいほど高く売れる傾向にあります。例えば、4月に車を売りたいと思ったら、中間決算期の9月まで待たずに早めに売るほうがよいでしょう。
また、新車の納期遅延などで新車の流通量が減少している時期も狙い目です。中古車に需要が集中するため、査定額が上がります。
付属品や純正パーツを準備しておく
スペアキーや取扱説明書、メンテナンスノートなどの付属品がそろっているとプラス査定につながります。グローブボックスなどを確認し、事前に用意しておきましょう。
また、純正ナビやETC車載器、サンルーフ、本革シートなどの後から取り付けられない純正パーツは高評価につながります。
カスタマイズによって純正パーツを外した場合は、査定前に付け替えておくとよいでしょう。付け替えが難しいものは、持参して査定時に提示しても有効です。取り外したカスタムパーツは、パーツの専門店を利用することでお得に売却できます。
愛車は「リバティ」で高く売却しよう!

自動車を売却する際は、自信のある販売力を持つ総合店「リバティ」をお選びください。リバティでは、お客さまが満足いただける査定額を提供します。
豊富な経験と専門知識を持つスタッフが丁寧に対応し、安心してお取引いただけます。また、リバティの魅力はそれだけにとどまりません。多彩なサービスや柔軟な対応も魅力の一端です。ここでは、リバティの魅力をご紹介します。
「リバティ」ならどこの買取専門店よりも高く買取ができる
リバティは、京都・大阪・兵庫・愛媛など、関西と四国に17店舗を展開する大型自動車販売店です。年間販売台数は万台以上で、1店舗当たり月300台を販売します。
下取り・買取に頼らなくても販売だけで利益を出せるため、どこの買取専門店よりも高い査定額を提示可能です。愛車の流通相場(オークション相場)に近い価格でお得に売却できます。
大型販売店だから安い中古車をいつでもご用意
リバティのグループ総在庫数は4,000台以上です。大型店ならではの「大量仕入れ+コスト削減」「大量販売+薄利多売」「システム化+少人数」によって、低価格で販売しています。
軽自動車からミニバン、SUVまで全車種をそろえているため、選択肢も豊富です。品質を重視する方のために、登録済未使用車や届出済未使用車も用意しています。
欲しい車が明確に決まっていない方には、自動車のプロフェッショナルが最適なモデルを提案しますので、ぜひ買い替えもご検討ください。
まとめ

売却方法によって、手続きの流れは異なります。特に個人売買は書類の用意に手間がかかるだけでなく、トラブルの責任も自分が負わなくてはなりません。安心して任せられる業者への売却をおすすめします。
高額査定を目指すなら、相場の把握や複数社の見積もり比較を行い、優良な店舗を選択することが大切です。
リバティは、車の買取や購入、修理、点検、保険などをトータルでサポートし、お客さまが安心できるカーライフを実現します。ぜひお気軽にご利用ください。