
車の乗り換える際には、さまざまな手続きがあります。そのひとつが保険の手続きです。等級の引き継ぎや必要書類の準備など、多くのことに気を回さなければなりません。保険の手続きは、どのように進めればよいのでしょうか。
①【車の乗り換え】2種類の保険の手続きが必要
②【車の乗り換え】任意保険の車両入替とは?
③【車の乗り換え】車両入替の保険手続きの流れ
④【車の乗り換え】保険の手続きで注意すること
⑤【車の乗り換え】ケース別の保険手続きのポイント
⑥【車の乗り換え】Q&A
⑦ 車を乗り換えるなら「リバティ」におまかせ!
⑧ まとめ
【車の乗り換え】2種類の保険の手続きが必要

車の保険には、自賠責保険と任意保険の2種類があります。乗り換える際は2種類両方の手続きが必要です。
手続きを正しく完了しないと、事故が起きたときに補償を受けられない可能性があります。保険手続き方法を知る前に、まずは自賠責保険と任意保険の概要を確認しましょう。
1.自賠責保険
自賠責保険は、自動車損害賠償保障法に基づき、全ての車に加入が義務付けられている保険です。強制保険とも呼ばれます。人身事故で他人に損害を与えたときに支払われる保険です。
自賠責保険は契約者ではなく契約している車とひも付いていることから、新しい車に乗り換えるときに保険の引き継ぎはできません。基本的に新しい車のために加入し直す必要があります。
前の車を廃車にする場合や車種・保険料が同じ車に乗り換える場合は、車両入替を行うことで引き継ぎが可能です。
2.任意保険
任意保険は、その名の通り任意で加入する保険です。主な種類として、対人賠償保険、対物賠償保険、搭乗者傷害保険、車両保険などがあります。単独事故や物損事故など、自賠責保険だけでは補償されないトラブルに備えるために加入する保険です。
任意保険に加入しないと、自賠責保険対象外の修理費用や賠償金を自分で負担しなくてはなりません。自賠責保険のように強制ではないものの、リスクの備えとして多くの人が加入しています。
乗り換えのときには、任意保険の新規加入または車両入替の手続きが必要です。
【車の乗り換え】任意保険の車両入替とは?
車両入替とは、前の車の保険を新しい車に引き継ぐことです。任意保険は契約する車が補償の対象のため、車両入替をしないと事故の保険金を受け取れません。
多くの場合、自賠責保険の新規加入手続きは購入先のディーラーや中古車販売店が代行してくれます。しかし、任意保険の場合は車両の入替手続きを自分で行わなければなりません。
一度解約して加入し直す方法もありますが、車両入替は等級の引き継ぎができるため、等級が高い人ほどメリットの大きい方法です。
【車の乗り換え】車両入替の保険手続きの流れ

車両入替は、手続き方法の選択や必要な書類の準備、保険料の差額の精算などさまざまな工程があります。スムーズに手続きを進めるために、一連の流れを把握しておきましょう。ここでは、車の乗り換えにおける車両入替手続きの5つの手順を紹介します。
1.手続きの方法を選択する
乗り換える車の納車日が決定した段階で、車両入替の保険手続きを始めましょう。まずは、以下の3つから手続き方法を選択します。
・保険会社
・代理店の窓口
・インターネット
電話やメール、郵送で直接保険会社に車両入替の連絡をする方法が一般的です。保険会社が手続きの進め方をサポートしてくれます。電話以外の方法であれば、配偶者などの代理人でも手続きが可能です。
保険会社の取扱代理店に連絡し、店頭窓口で手続きを行う方法もあります。手続きに向かう際は、必要書類を持参するようにしましょう。
多くのダイレクト系保険会社が、会員ページで車両入替サービスを提供しています。日程と場所を問わず手軽に手続きが可能です。
2.手続きに必要なものを準備する
手続き方法が決まったら、保険会社へ連絡する前に車両入替手続きに必要なものを準備しましょう。保険会社によって内容は異なりますが、主に以下の準備が必要です。
・新しい車の車検証
・保険証券
・新しい車の注文書や売買契約書
車両入替の手続きでは証券番号や車体番号、購入金額、走行距離などの情報に加え、銀行口座やクレジットカード情報も必要です。新しい車の車検証が用意できない場合は、以下の情報を用意しましょう。
・型式
・車名
・初度登録年月
・登録番号
・車台番号
・所有者の氏名
3.手続きを行う
対面で手続きを行う場合は、必要な書類を持参して店舗を訪問します。店頭スタッフの案内に従い、必要な情報を申告しましょう。
インターネットで手続きを行う場合は、申し込みフォームの案内に従って操作します。手元に車検証や保険証券を準備して、情報を入力しましょう。
4.保険料の差額を精算する
保険料の金額は、補償内容や運転者の年齢だけでなく、車の車種や年式も影響します。そのため、同じ保険を引き継ぐ場合でも保険料が変動することがあります。
乗り換えによる変動があった場合は、差額を精算しなくてはなりません。保険料が上がった場合は口座振込やクレジットカードなどで支払い、下がった場合は指定口座に返金されます。
5.車検証のコピーを準備しておく
車両情報の確認のために、新しい車検証のコピーの提出を求められる場合があります。後日送付もできますが、事前に用意しておくと手間がかかりません。車検証は納車と同時に受け渡されるため、新しい車の販売店にコピーを依頼しましょう。
インターネット上で手続きできる保険会社であれば、コピーが不要な場合もあります。電子車検証を持っている場合は「自動車検査証記録事項のコピー」でも受理されるでしょう。
【車の乗り換え】保険の手続きで注意すること

保険の手続きで大切なのは、契約のタイミングと契約内容です。これらを誤ると、必要な補償が受けられないこともあります。また、前の車の保険が最適な内容とも限りません。ここでは、車の乗り換えにおける保険の手続きの注意点を4つ紹介します。
納車前に手続きを行う
一般的に、保険会社が定める車両入替の手続き期間は「納車日(車検証を取得した日)から30日以内」です。
納車日以降も車両入替の申請は可能ですが、手続きが完了するまで保険が適用されません。納車日から安心して新しい車に乗れるように、納車前に車両入替の手続きを済ませましょう。納車日が確定したタイミングで始手続きの開始をおすすめします。
1つの保険で複数台はカバーされない
1つの保険が適用されるのは、基本的に車1台までです。前の車を処分せずに2台持ちにする場合、新たに別の保険に加入しなくてはなりません。
保険会社によっては、2台目以降の契約による割引サービスや特約が用意されています。新規で他の保険会社の安いプランに加入するほうがお得な場合もあるため、複数台の契約は慎重な判断が重要です。
車両入替には条件がある
車両入替の条件は「前の自動車が廃車・譲渡または返還済みであること」「新しい車の用途が自家用8車種であること」です。自家用8車種は、以下の車が該当します。
・自家用普通乗用車
・自家用小型乗用車
・自家用軽四輪乗用車
・自家用軽四輪貨物車
・自家用小型貨物車
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5t以下)
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5t超2t以下)
・特種用途自動車(キャンピング車)
車だけでなく、所有車に関する条件もあります。以下のいずれかを満たすことが、新しい車の所有車の条件です。
・前の車の所有者
・記名被保険者
・記名被保険者の配偶者
・記名被保険者または配偶者と同居中の親族
・ディーラー(所有権留保条項付売買契約の場合)
・リース会社(1年以上のリースの場合)
補償内容を見直す必要がある
前の車の保険に加入したときから、家族が増えたり使用頻度が変わったりした方もいるかと思います。
ライフスタイルによって適切な補償内容は変わるため、乗り換えのタイミングで見直しも検討しましょう。不要な保証を削減し、必要な保証を追加することで、安心のカーライフを実現できます。
新しい車の運転に不安がある方は、補償範囲の拡大がおすすめです。例えば、車両保険を追加すると車両事故や単独事故、盗難、自然災害による車の修理費用・再購入費用が補償されます。
【車の乗り換え】ケース別の保険手続きのポイント

車の乗り換えは、中古車販売店やディーラーで前の車を売却し、新しい車を購入する形が一般的です。これ以外のケースでは、保険手続きの内容や条件が変わる場合があります。
ここでは、3つのケースにおける保険手続きのポイントを見てみましょう。3つのうちいずれかに該当する方は、手続きを始める前に確認することをおすすめします。
廃車にする場合
前の車を廃車にして乗り換える場合は、廃車証明書を提出することで車両入替手続きができます。
等級の引き継ぎも可能ですが、廃車から購入まで時間が空く場合は中断証明申請をしましょう。
中断証明申請をすることで一時的に保険が止まり、等級などの契約内容を保存できます。中断から10年以内の乗り換えであれば、申請時の等級を引き継ぎ可能です。
個人間で譲渡した場合
車両入替は、新しい車の車検証名義が保険の契約者と共通していることが条件です。同居していない親族や友人から車を譲り受ける場合は、車検証の名義を変更した上で車両入替手続きを行う必要があります。
車検証の名義変更手続きを行う場所は、管轄地域の運輸支局(普通車)または軽自動車協会(軽自動車)です。前の所有車ではなく、新所有者の居住地域で行います。
【車の乗り換え】Q&A

古い車で新しい車を取りに行く場合に保険はどうなる?
車両入替日を納車日に設定していれば、古い車にも保険が適用されます。補償の対象が切り替わるのは、新しい車を運転したタイミングです。
店舗まで行く間は古い車が補償の対象で、帰宅するときには新しい車に補償対象が切り替わります。行き・帰り共に、車を運転しても問題ありません。
車両入替で保険の等級は引き継ぎできる?
保険の等級は引き継ぎが可能です。注意点として、車両入替後の1年間は等級が上がりません。そのため、タイミングによって等級が上がるまでの期間が長くなる場合があります。
例えば、保険期間満期まで5か月の状態で車両入替をすると、等級が上がるまでの期間はプラス1年です。車の乗り換えを考えている方は、保険契約満了時期も考慮する必要があります。
保険会社を変えるときは注意が必要です。新しい保険会社と契約すると、等級が上がるまでに1年かかります。等級の引き継ぎは可能ですが、次に等級が上がるまでの期間が長くなるでしょう。
車を乗り換えるなら「リバティ」におまかせ!

車を乗り換えるなら、理想の車を見つけることが重要です。新しい車を購入する際は、自動車販売の総合店「リバティ」をご利用ください。
リバティは車の購入だけでなく買取も可能です。また、保険代理店でもあるため車の乗り換えが一括で行えます。ここでは、リバティの魅力を紹介しますので、購入先を選ぶ際の参考にしてください。
在庫が豊富でお気に入りの車が見つかる
リバティは、関西と四国に17の店舗を展開しています。軽自動車からミニバン、SUVまで幅広いタイプの車を取りそろえており、グループ総在庫車数は約4,000台です。登録済未使用車や届出済未使用車も取り扱っているため、理想の車を見つけられるでしょう。
1店舗で月300台も販売する大型販売店のため、薄利多売方式で営業しています。そのため、優れた品質の車を低価格で購入可能です。この強みを生かして、流通相場に近い価格で買取をしています。車の乗り換えはリバティにお任せください。
自動車保険のスペシャリストが最適な保険を提案
リバティは「損保ジャパン」「三井住友海上」「あいおいニッセイ同和損保」「東京海上日動」の代理店です。
自動車保険のスペシャリストがお客さまに最適な保険サービスをご提案します。万が一の事故にも責任を持って対応しますので、安心してお買い求めください。
指定工場で国家資格整備士による車検サービス、大手損害保険会社の指定修理工場で修理・板金サービスも行っています。見積もりや代車も無料のため、お気軽にご依頼ください。
まとめ

車を乗り換える際には、自賠責保険と任意保険両方の手続きが必要です。基本的に自賠責保険は加入し直しますが、任意保険は車両入替を行うことで等級の引き継ぎができます。
手続き方法や必要書類を理解し、しっかりと手順を踏むことが大切です。車両入替の条件や手続きの有効期間にも注意する必要があります。
乗り換えを検討している方は、ぜひリバティで新しい車をお探しください。購入から保険の選択、アフターサービスまで幅広くサポートします。